
Squireたちは、内側側頭葉に重い損傷を受けている2人の患者に簡単なテストを行いました。任意の物体を2個ずつの組にして見せ、あらかじめ「正しい」と決めておいた物体を選んでもらうというものでした。 脳に損傷のない被験者の場合、この課題を学習するのにせいぜい数日しかかかりません。 今回被験者となった患者たちは習得に数週間を要しましたが、最終的には高い正答率に達したといいます。 だが、彼らはなぜ自分がある物体を「正しい」物体と考えたのか、その理由を思い出すことはできませんでした。 この論文の原文は、ネイチャー誌で確認してください。 |
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| タバコの脳への活性化刺激と嗜癖は結びついている | |
ニコチンは脳に活性化刺激を与えますが、ニコチン嗜癖により今世紀中に1億人もの人が命を落とすと言われています。 マウスでの新たな研究で、脳の活性化とニコチン嗜癖に、脳の同じ系がかかわっていることが明らかにされました。 つまり、活性化と嗜癖は切り離せそうもないことになります。 J-P Changeuxたちの報告によれば、脳の腹側被蓋野(VTA)という領域にあり、ニコチン性アセチルコリン受容体と呼ばれる細胞表面タンパク質のサブユニットの1つが、両方の作用を仲介するということです。 彼らはこの分子をもたないマウスを作出し、脳のVTA領域特異的にこの分子を再発現させて、この事実を発見しました。 行動試験では、VTAで受容体機能が回復したマウスは、受容体を欠失したマウスに比べて、ニコチンを探し求める率が高かいものでした。 また、これらのマウスの活動を観察したところ、受容体機能回復マウスでは探索行動が多くみられました。 この論文の原文は、ネイチャー誌で確認してください。 |
