通過後に気がついた宇宙岩石SQ222
Credit & Copyright: LONEOS, Lowell Observatory
写真の説明
 なぜ、私たちはそれを見ませんでしたか?
 検知されなかった小惑星が、先月、これまでにまだ記録されたことのない最も近いニアミスで気付かれることなく地球を通り越してビュッと進みました。その距離は、月までの距離の4分の1の範囲内でした。
 そのような危機一髪は、実際には全くごく一般的なことです。目新しいことは、私たちがそれを見たということです。しかし、発見したのは通過した数時間後でした。
 実際、この大きさがざっと年に一度地球に攻撃する岩石があり、それよりも小さい岩石は、毎日地球にぶつかります。
 バスの大きさの宇宙岩石による世界的な危険は、最小限でした。
 小惑星調査社のロバート・キャッシュは、地球物体の近くの空調査ローウェル天文台(LONEOS)からのデータで捜して小惑星2003 SQ222を発見しました。
 SQ222を簡単に見えるように垂直に引き伸ばして示した発見映像の連続が、この画像になります。
 SQ222のような物体は、それらがとてもかすかで、とても速く動くので、見つけるのが難しいです。
 そのような物体を見つけて、カタログを作って、分析するために空を探査する能力は、近年特に増加していました。
 今日の宇宙画像は、先月あったという小惑星と地球のニアミスです。
 つい先日の民間機と自衛隊機のニアミスよりも距離比較では近いかもしれません。
 地球と月の距離の4分の1の近さですから、地球の引力に引っかからなかったのが不思議なくらいです。
 わずか10メートル前後の小惑星でも地球に衝突したならば、ワールド・トレード・センター以上の衝撃だったかもしれません。
 大気中で燃え尽きるには、大きすぎる宇宙岩石です。
 また今度も通過してからの発見でした。確か去年は、数日たってから発見したと記憶しています。
 ところで、「恐怖」の思いはどうして生じるのでしょうか?
 私は、まだ小惑星の衝突を体験していませんので「恐怖」がどのくらいなのか実感がありません。
 危機を事前に知ると恐怖心が起こりパニックにもいたります。知らなければ、恐怖心もパニックも起こりません。
 人類の生存には、事前の危機察知が欠かせませんけれども「知らぬが仏」ということわざも捨てがたくも思っています。恐怖心よりは、お気楽心で日々を過ごしたいものですから。 2003-10-16 t.sasaki
Space Rock SQ222 Noticed After Pass
Credit & Copyright: LONEOS, Lowell Observatory
Explanation
Why didn't we see it? An undetected asteroid zipped past the Earth undetected last month in the closest near miss yet recorded -- within a quarter of the distance to the Moon. Such a close call is actually quite common -- what was new was that we did see it, although the detection occurred hours after it happened. In fact, a rock this size strikes the Earth roughly once a year and smaller rocks strike the Earth daily. The global danger from the bus-sized space rock was minimal. Robert Cash of Minor Planet Research Inc. discovered asteroid 2003 SQ222 in data from the sky-scanning Lowell Observatory Near Earth Object Search (LONEOS). Pictured above is the discovery image sequence of SQ222, shown stretched vertically to be more easily viewable. Objects like SQ222 are hard to detect because they are so faint and move so fast. An ability to scan the sky to detect, catalog, and analyze such objects has been increasing notably in recent years.
20031015日号
同じニアミスでも被害規模は雲泥の差
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項目 太陽系
主題 小惑星
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Credit: L. Benner (JPL) et al., NAIC, NASA
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t.sasaki
 3D立体画像の付録です。交差法で立体的に見るには、左右の画像の中間(画像下の真ん中の黒点の上)に両目の焦点を合わせます。いわゆる、寄り目にします。平行法で立体的に見るには、左右のそれぞれの画像の下にある黒点の上の真ん中あたりに視線を持っていきます。このときには、両方の画像が、ぼんやりと見えるように画面をつき抜いてその先に焦点を当てるつもりで見ます。ほとんどを交差法にしています。平行法で見たい方は、画像をコピーして左右の画像を入れ替えてください。2002年4月30日ページに立体視の方法について掲載しています。
Credit & Copyright: S. Gajdos & J. Toth (Comenius U. Bratislava), Modra Observatory
 2003年9月27日に、これまでに接近を観測した小惑星よりも近い距離の8万8千kmの距離で、小惑星が地球の近くを通過しました。

 2003 SQ222と呼ばれる小さい小惑星は、その接近後の2003年9月28日にローウェル天文台の近い地球物体調査プログラムによって、最初に発見されました。

 付加的な観察は、非常に変わった軌道で、地球年で1.85年ごとに小惑星が太陽を旅行することを示します。

 たとえ衝突が認められたとしても2003 SQ222は、地球と月の距離の4分の1の近さにもかかわらず、とてもかすかな物体でした。

 天文学者は、この小惑星の大きさが、直径で10メートル未満であったと確定しました。

 2003 SQ222は、インドのオリッサ地域で燃え降る流星の数時間後に、ちょうど惑星を通り過ぎました。

 タイミングが近かったけれども、2つの出来事には関係がないように見えます。

 ちょうど1週前の2003年9月20日に、新しく発見された小さいもう一つの小惑星が、地球の近くを通りました。

 ちょうど地球と月の間の半分の距離より少ない162,000kmを通って小惑星2003 SW130は、地球に最も近い第5番目に接近した小惑星でした。

 現在、2003 SQ222の発見で、それは第6番目になりました。
 1999年8月初めに、ほぼ直径4キロメートルの巨大な宇宙岩石の1999 JM8小惑星が、地球から850万キロメートルという近くを通過しました。

 この小惑星は、5月以前に知られていませんでした。

 数世紀おきに文明を破壊する可能性があるこのような宇宙岩石は、地球に衝撃を与えます。

 この時には、月までの距離の22倍にも接近したので、地上の最大の電波望遠鏡アエシボとゴールドストーンの2つのレーダーが、アポロ小惑星を追跡するとともに画像を撮りました。

 1999 JM8が地球に衝突はしませんでしたけれども、地球の軌道を横切ってありそうな類似した未知の何千もの小惑星が存在します。

 実際、4つの小惑星は、最近の10年以内で月の軌道内を通りました。

 おそらく、直径100メートルの近くの多数の宇宙岩石は、人類にとってもとても大きい懸念でしょう。

 もし、これらの宇宙岩石が海に突撃するならば、危険な津波が起こるかもしれません。
 この動画は、1998年12月に地球の近くを通過した小惑星の観測です。

 この小惑星1998 WT24は、危険を及ぼすほどの距離でなかったけれども十分に明るく双眼鏡による観測やレーダーの航跡で記録ができました。

 この動画は、最も近い接近の2日前、1998年12月14日に記録しました。

 数年毎にキロメートルの大きさがある小惑星が、地球と月の範囲内を実際に通ります。

 地球の大きなクレーターは、過去に実際に地球に小惑星が衝突した証拠です。

 天文学者は、地球の安全を探るために潜在的に危険な小惑星を発見したり追跡して研究を続けています。