気味の悪い星の誕生領域DR 6
Credit: S. Carey (Caltech), JPL-Caltech, NASA
画像の説明
 どのようにして、星々は、気味が悪くてよく知られている人間の頭蓋骨のような形を作ることができましたか?
 星形成の複雑な作用は、最初に、たくさんの形と大きさの星雲を生み出します。この画像の星雲が、頭蓋骨形をしていると見えるならば、それを確認しているのは人間の知覚です。
 次に、星雲DR 6で頭蓋骨の瞳と口に似ている大きいほとんど空(から)の空洞の物理的な理由は、星雲の中心鼻内で、およそ10の明るい若い星々から発散している強い星の風と精力的な光です。
 中央の鼻橋の長さは、およそ3.5光年です。
 星雲DR 6を形づくっている星は、星座白鳥座の方角に地球からおよそ4000光年離れて位置します。
 スピッツァー宇宙望遠鏡は、4つの赤外線の色で昨年、この画像を撮りました。
 今日の宇宙画像は、星雲が作る頭蓋骨模様です。
 おまけとして、「ムンクの叫び」のモデルになったかもしれない更に大きな銀河集団が作っている「頭蓋骨」です。
 いずれが「秀作」かといえば、格の違いでしょう、やはり銀河集団のようです。
 さて、今日の主題画像は星の誕生についてですので、関連説明では、「東北楽天ゴールデンイーグルス」の誕生を祝して星を誕生させているイーグル星雲には言葉で触れて、画像は惑星を誕生させていそうなオリオン星雲の星の誕生領域などです。
 宇宙の誕生、銀河の誕生と来れば、当然、星の誕生、惑星の誕生になりますよね。
 2004年11月7日 t.sasaki


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Spooky Star Forming Region DR 6
Credit: S. Carey (Caltech), JPL-Caltech, NASA
Explanation
How could stars form such a spooky and familiar shape as a human skull? First, the complex process of star formation creates nebulas of many shapes and sizes -- it is human perception that identifies the skull shape. Next, the physical reasons for the large nearly empty cavities that resemble the skull's eyes and mouth in nebula DR 6 are the strong stellar winds and energetic light emanating from about ten bright young stars in the nebula's central "nose". The length of the central nasal bridge is about 3.5 light years. Star forming nebula DR 6 is located about 4000 light years away toward the constellation of Cygnus. The Spitzer Space Telescope took the above image last year in four infrared colors.
2004116日号

頭蓋骨の中に星を誕生させる
オリオン星雲

今日の
NASA宇宙画像
項目 星雲、星々
主題 反射、星の誕生
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t.sasaki
 3D立体画像の付録です。交差法で立体的に見るには、左右の画像の中間(画像下の真ん中の黒点の上)に両目の焦点を合わせます。いわゆる、寄り目にします。平行法で立体的に見るには、左右のそれぞれの画像の下にある黒点の上の真ん中あたりに視線を持っていきます。このときには、両方の画像が、ぼんやりと見えるように画面をつき抜いてその先に焦点を当てるつもりで見ます。ほとんどを交差法にしています。平行法で見たい方は、画像をコピーして左右の画像を入れ替えてください。2002年4月30日ページに立体視の方法について掲載しています。

 ほんの30年前天文学者は、宇宙が隙間だらけの空間でないことを知りました。

 星の間の主にガス状の物質状態のかなりの量が、巨大な分子の雲(GMC)に合体しました。

 これらの濃い大きい雲の範囲内で星が生まれます。

 オリオン星雲の中の星の誕生領域としてよく知られているオリオンKLの電波地図がこの画像です。

 1993年12月にハッブル宇宙望遠鏡が、オリオン星雲の一連の画像を撮ったときに、非常に若い星を囲んでいる原始惑星のディスクが現れていました。(この画像の説明は、このページで次の関連として取り上げました。)

 巨大な分子の雲は、大部分のスターシステムを抽出する多くの光年に及んでいて、塵や主に水素の分子の冷めたガスから成ります。

 これらの渦巻いているガス状の雲が十分に大きくなったとき、それらはこの雲が崩れ始めて、中央に密集した中央の領域を形づくります。

 この密集した領域は、原始星と呼ばれて周囲のガスと比べて暖かく、まださらに大きくなってさらに熱くなります。

 原始星領域が、その後の活動を続けるに従ってその内圧が上り、その中心で核反応に火をつけます。

 そして、星が生まれます。

 例えば、オリオンKLの中に深く埋められた原始星からの可視光は、取り巻く塵やガスに阻まれて覆い隠される一方で、電波放出は星の形成を明らかにします。

 BIMA配列などの電波望遠鏡を使って、天文学者は、エネルギーの流れを原始星から周囲のガスの中にたどって、このエネルギーがどのように星の風に影響しているかを決めることができます。

 一般的に、原始星は、反対方向へガス状の流れを放出します。

 いくつかの原始星が非常に集中するかまたは平行になった流出を発生させますが、他は、とても楕円形になった風を発生させます。

Credit & Copyright : BIMA

 何がこれらの流出を生じるかについて、明らかではありません。それでも、天文学者は、磁場を信じて、生まれたての星周辺で融合ディスクを発達させることが重要な役割を演じると思っています。

 原始星がますます物質を引きつけるとき、ディスクは加速度を増してさらに速く回転します。増加する回転のエネルギーは、回転軸に沿って星の風の焦点を合わせるかもしれません。

 強力な磁場は、両極性ジェットを発生させたり、遠くへの流出を抑えているかもしれません。

 数光年に広がる両極性の流出は、周辺のGMCガスを非常に混乱させます。慎重に全てのガスの動きを分析することによって、これらのガスがどのように相互作用を起こしまた、その結果としてどのように原始星の発展に影響するかを解釈することができるでしょう。

 BIMA配列の主な空間及び分光器の解像度は、典型的な正確さでいろいろなガスの位置と運動で電波地図をもたらします。配列の広い視界は、周囲の雲と同様に風の高精度の電波地図を生みます。

 天文学者は、分光器の調査とコンピュータ・シミュレーションを通して、原始星の周辺の磁場の強さとガスに作用する重力とガスの流出の関係など、原始星の回転の力と流出がGMCでどう順番に、周囲のガスに影響を及ぼすかを研究しています。

 また、原始星は他の周波数帯である紫外線放射の形で熱を放ちます。周囲の分子のガスはこの放射を吸収して、原子に別々に壊れます。

 センチメートル放射をする両極性の流出で、熱い原子のガスが放出されます。原始星からより遠くの外に流出するガスは、冷めて一般的にミリメートルを発する分子として放射を結合し直します。

 天文学者は、全てのこれらの放射の写像によって、原始星の領域を詳細に述べる画像を得ることができます。


 この画像は、赤外線のセンチメートルとスペクトルのミリメートル範囲で観測にかぶせています。

 3つの放射が、オリオンKLから星の風の整合的な画像を生むために相互に連結します。

 ハッブル宇宙望遠鏡は、地球からおよそ7000光年離れている冷めた水素ガスと塵の巨大な雲のイーグル星雲の中で星が誕生している素晴らしい光学の画像を撮りました。

 画像は、熱い発展しかけている星から発される紫外線放射で、雲を取り巻き蒸発を含む星の出生の現在のモデルに、更なる裏付けを与えます。

 科学者は、放射が生成で利用可能な物質の量を制限しますので、この放射が大きさを抑えている外部の影響力と生まれたての星によって成し遂げられる質量のうちの1つを構成すると思っています。

Credit & Copyright : BIMA

 これは、オリオンの中の素晴らしい星雲の範囲をハッブル宇宙望遠鏡が撮った画像です。

 オリオン星雲は、およそ300,000年前という非常に最近の星生成の最も近い範囲のうちの1つです。

 星雲は、巨大なガス雲で画像の最上位で最も明るい若い熱い星々で照らされています。

 微かな若い星の多くが、塵のディスクと私たちの太陽系の十二分に二倍ある直径の僅かなガスで取り巻かれています。

 この画像の中の左下のガスの素晴らしい羽飾りは、最近形づくられた星からの物質の放出の結果です。

 最も明るい部分は、星雲の表層と長い明るい筋の「丘」で、地球観測者が長い「壁」に沿って見渡すところはガス状の表層です。

 画像の斜めの長さは、1.6光年で、赤い光は窒素、緑は水素、青は酸素による放射を示しています。

 オリオン星雲の星が誕生している範囲は、地球から1,500光年離れている星座オリオンの方向にあるハンターです。

 画像は、HSTの広角フィールド惑星カメラ2で1993年12月29日に撮りました。

Credit: C.R. O'Dell/Rice University; NASA

さらに詳細な拡大画像は、ここをクリックすると見られます。

 オリオン星雲の小さい部分のハッブル宇宙望遠鏡眺めは、5つの若い星々を明らかにします。

 4つの星が、星を形成したので捕らえられたガスと塵に取り巻かれましたが、ほとんど星の軌道上に残されました。

これらは、おそらく原始惑星のディスクまたは塊になった惑星に進化するかもしれない「前惑星状質」です。

 親星団の最も熱い星の最も近くにある前惑星状質は、明るい天体と考えられます。一方で、最も熱い星から最も遠い天体は、暗い天体と考えられます。

 この画像における視界は、0.14光年だけの範囲です。

Credit: C.R. O'Dell/Rice University; NASA
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 この画像は、星の生成から離れる物質によって取り巻かれる非常に若い星(30万年から100万年の間)のハッブル宇宙望遠鏡眺めです。

 冷めた赤みがかった星は、私たちの太陽の質量のおよそ5分の1です。

 オリオン星雲の明るい背景に対して、シルエットで見られる暗黒のディスクは、おそらく惑星を形づくる原始惑星のディスクです。

 ディスクは、少なくとも私たちの地球の7倍の物質を含んでいます。

 ディスクは、900億キロメートルまたは私たちの太陽系の直径の7.5倍です。

Credit: C.R. O'Dell/Rice University; NASA

 地球軌道に乗っているチャンドラ天文台からのこの眼に焼きつきそうな画像は、可視光のエネルギーの1,000倍以上ある光子のエックス線で銀河のペルセウス集団を明らかにします。

 3億2000万光年遠方にあるペルセウス銀河集団は、何千もの銀河を含んでいますが、それらのいずれもこの画像で見られません。

 単なる銀河の代わりに、集団の全ての銀河が結合したよりもさらに大規模な集団内部ガスの5000万度の雲が、X線眺めを支配しています。

 X線の熱いガス雲内の空所と明るい結び目が、この角度から非常に示唆に富む外見を与えます。

 頭蓋骨での瞳を思わせる2つの暗黒の泡は、X線放射の明るい中央の源の側面に位置します。

 およそ5時にある第3の細長い泡は、歯のない口を形づくります。

 明るいX線源は、銀河集団中央の超大規模なブラックホールから放出される精力的な粒子の爆発によって吹き出る泡と膨張するブラックホールからの巨大なガス雲と思われています。

 適当にも、頭蓋骨の「鼻」を形づくっている暗黒の点は、銀河集団の中央に容赦なく落ちている広い銀河のX線影です。

 このペルセウス銀河集団の「頭蓋骨」は、範囲が10万光年以上です。

Credit: A. Fabian (IoA Cambridge) et al., NASA

 『銀河の残酷趣味』は、気味の悪い頭蓋骨を育てます。

 一面の宇宙塵の後に潜んでいる「化けもの」が、NASAのスピッツァー宇宙望遠鏡からこの新たな画像で公開されました。

 2つのくぼんだ瞳と鋭く叫びたてる口で、生まれたての星が残酷趣味の頭蓋骨に変装したようなこの星雲は、スピッツァーが赤外線の瞳で熱源を探すことによって見つけました。

 この一見気味の悪い星雲は、私たちの天の川銀河にある「DR 6」と呼ばれるおよそ10個の生まれたての大規模な星の集団にあります。それらの星は、私たちの太陽の質量でおよそ10から20倍まで及びます。

 星雲状の「瞳」と「口」は厳しい熱と星の風によって切り開かれました。そして、中央の筋あるいは「鼻」に位置する星から外側に放射しています。

 目と口の中に残っている緑の物質は、ガスから成り、向こう側の赤い領域と巻き髭は、元々若い星を生んだ曖昧な雲を作っています。

 星雲の鼻の範囲内で、星の第二世代を形づくる過程があります。順番にこれらの星は、星の保育園を刻んで、そして、最終的にはさらに他の星が誕生する起源に影響を及ぼします。

 スピッツァーは、天文学者が、詳細にこの周期を研究するために感度と空間的分解能の先例のない組合せを提供しました。

 DR 6は、星座白鳥座内に3,900光年離れて位置し、この画像の中央の筋の端から端まではおよそ3.5光年で、私たちの太陽からその最も近い隣人のアルファ・センタウリまでの距離とほぼ同じです。

 この画像は、スピッツァーの赤外線配列カメラで2003年11月27日に、3.6ミクロン青、4.5ミクロンの緑、5.8ミクロンのオレンジ、8ミクロンの赤の4つの波長で得たデータの構成です。