今日の
NASA宇宙画像
項目 太陽系
主題 地球

惑星史上最大の激突を
記録するテラ

20050121日号
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Breaking Sea Ice in McMurdo Sound
Credit : NASA, MODIS/RRT,GSFC
Explanation
After remaining a solid mass throughout Southern Hemisphere spring and the first part of summer, sea ice in McMurdo Sound finally began to break into pieces in January 2005. McMurdo Sound passes through an annual cycle in which thick ice freezes on the water during Antarctica’s frigid winter, then breaks and drifts into the Ross Sea during the summer. By late spring in early November, a channel of ice has typically been swept from the Sound. This year, the process was disrupted by the giant B-15A iceberg. Topping 129 kilometers in length, the Long Island-sized iceberg blocked the currents that usually clear out the Sound. As late as the first week of January, the ice in the Sound remained intact.
 主題の画像は、2005年1月21日現在のマクマード湾です。
 今日の宇宙画像は、2005年1月1日号の今日の地球画像でご案内した史上最大の激突前夜その後です。
 予想は外れるもののようで、2004年12月24日のクリスマス・イブに激突を演舞するはずであった南極ロス海の巨大な氷山と氷舌は、見事に期待を裏切りました。
 しかし、NASAはしつこく観察を続けていました。
 惑星テラ見聞録では、NASAのしつこさを見習って1月1日から1月21日までの全貌を隠すことなく披露することにしました。
 まっ、早い話が、宇宙画像の手抜きバージョンその2でござります。
 いよいよ、史上最大の巨大な氷塊の決戦です。
 両者、数キロメートルに迫って、カウントダウンも確定といえるでしょう。
 NHKと朝日新聞の醜いマスコミ・コップの中の争いよりも、惑星テラ規模の決闘を心ゆくまでご覧ください。
 テラは、とことん記録し続けます。
 2005年 1月22日 t.sasaki
マクマード湾で海氷を壊す
Credit : NASA, MODIS/RRT,GSFC
画像の説明
 マクマード湾の海氷は、南半球の春と夏の最初の期間を通じて固体の塊りのままだった後で、2005年1月に終にバラバラになり始めました。
 厚い氷は、毎年、南極大陸の非常に冷たい冬の間に水面で凍ってマクマード湾を通過し、夏の間に割れてロス海での漂流を繰り返します。
 11月初めの晩春までに、氷の道筋は、案の定湾から押し流されました。
 今年、その経過は、巨大なB-15A氷山による崩壊でした。
 長さで129キロメートルを上回るロングアイランドの大きさの氷山は、通常の湾を掃除する流れを妨げました。
 先の1月の最初の週と同じくらい湾の氷は、無傷のままでした。


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 1月の初めに、温度が上がり、強力な嵐が南極大陸一面に進みました。

 必需品をアメリカのマクマード・ステーションとニュージーランドのスコット基地へ運ぶ予定の飛行は、マクマード湾の近くの激しい天気のために遅れました。

 強風は、海をかき回して、暖かい温度と一緒に、氷の崩壊に貢献したかもしれません。

 1月13日に雲が遠ざかり晴れたとき、NASAのテラ衛星に搭載してある中程度の解像度イメージング分光放射計(MODIS)は、以前に固い氷が厚い一切れになるまで壊されたことを明らかにしました。

 岸(左)と広い海(右)の間の水の凍った広がりは、ペンギンにとって広い海と食物に達するためにとても遠い距離を進まなければならず重要な問題でした。

 成鳥のペンギンが、多分、自身の食を得るために移動することができたかも知れませんが、成鳥が帰りの移動で遠くなった距離のため、自身の雛に持ってきた大部分の食物を消費することになるだろうと、科学者は心配しました。

 破壊氷がペンギンの移動を短くして安心を与えるかもしれない一方、変化する状況がペンギンの雛を飢餓から救うかどうかは明らかではありません。

 氷は、また、マクマード・ステーションとスコット基地に到着しようとする供給船にとっても潜在的な問題でした。

Credit : NASA, MODIS/RRT,GSFC

 砕氷船は、広々とした海から埠頭を切り離す本来の64キロメートルの代わりに、129キロメートルの氷を通るコースを計画しなければなりませんでした。

 砕氷船は、1月の初めにマクマード到着に成功しました。

 画像も、B-15A氷山がドリガルスキー氷舌から離れて漂ったことを明らかにします。大きい氷山が、巨人の衝突になる可能性になった氷舌を攻撃するコース上にありました。

 ドリガルスキー氷舌は、地上の氷河の流動性の延長です。

 そのような氷舌は、小さい重圧の下で壊れると知られていて、ドリガルスキー氷舌は、B-15Aが与える可能性のある巨大な打撃をこれまで経験しません。

 氷山は着実に氷舌の方へ進んでいましたが、その動きは12月の後半に速度が落ちました。

 二つの隙間が、4キロメートル未満まで狭くなったちょうどその時、氷山はわずかに回転して座礁したかもしれません。

 1月13日までに、氷山が座礁に応えてそのコースをおそらく逆にしたので、隙間が広がりました。

 さて、これから先、テラは、惑星最大の激突を目撃できるのでしょうか?

 それとも、NASAの火星ローバーの流動水痕跡騒ぎのような肩透かしになるのでしょうか?

 いずれにせよ、テラは記録し続けます。見聞録は追い続けます。

TERRA衛星画像
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Credit : NASA, MODIS/RRT,GSFC
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 3D立体画像の付録です。交差法で立体的に見るには、左右の画像の中間(画像下の真ん中の黒点の上)に両目の焦点を合わせます。いわゆる、寄り目にします。平行法で立体的に見るには、左右のそれぞれの画像の下にある黒点の上の真ん中あたりに視線を持っていきます。このときには、両方の画像が、ぼんやりと見えるように画面をつき抜いてその先に焦点を当てるつもりで見ます。ほとんどを交差法にしています。平行法で見たい方は、画像をコピーして左右の画像を入れ替えてください。2002年4月30日ページに立体視の方法について掲載しています。
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