今日の
NASA宇宙画像
項目 銀河
主題 渦状銀河

ハッブル宇宙望遠鏡の
打ち上げ15周年記念号

20050425日号
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Hubble Celebrates 15th Anniversary with Spectacular New Images
Credit: The Hubble Heritage Team, ESA, NASA
Explanation
During the 15 years NASA's Hubble Space Telescope has orbited the Earth, it has taken more than 700,000 photos of the cosmos; images that have awed, astounded and even confounded astronomers and the public. These new images are among the largest and sharpest Hubble has ever taken. They were made with Hubble's newest camera, the Advanced Camera for Surveys (ACS). The images are so incredibly sharp, they could be enlarged to billboard size and still retain stunning details. For the 15th anniversary, scientists used the ACS to record a new region of the eerie-looking Eagle Nebula. The Eagle Nebula image reveals a tall, dense tower of gas being sculpted by ultraviolet light from a group of massive, hot stars. The new Whirlpool Galaxy image showcases the spiral galaxy's classic features, from its curving arms, where newborn stars reside, to its yellowish central core that serves as home for older stars. A feature of considerable interest is the companion galaxy located at the end of one of the spiral arms.
 今日の宇宙画像は、ハッブル宇宙望遠鏡15周年記念号です。
 107MBの拡大画像は、3700万光年離れた銀河の星々を一つ一つ見定めることができそうです。
 36MBのワシ星雲の拡大では、太陽系が誕生していそうなディスク雲を確認することもできます。
 1.3GHz、512MBのコンピュータでは、107MB画像で完璧に数十秒間フリーズしました。
 それでも、イラつきを通り越した驚きは、見事以外にありません。
 鑑賞の仕方としては、多数に分割してからそれぞれ拡大画像を見るのがいいかもしれません。
 根気が要りますが、数十枚に分割しプリントアウトしてつなぎ合わせ、天井に張って眺めるのも一興かもしれませんね。
 これが、ハッブル実力のホンの一部です。

 2005年 4月26日 t.sasaki
ハッブルは、壮大な新しい映像で
15周年記念を祝福します
Credit: The Hubble Heritage Team, ESA, NASA
画像の説明
 15年の間にNASAのハッブル宇宙望遠鏡は、地球を周回して宇宙の700,000以上の写真を撮りました。
 それらの映像は、天文学者と世間を畏敬させ、仰天させ、さらには混乱さえもたらしました。
 これらの新しい映像は、ハッブルのこれまでの最大で最も鋭い一つです。
 これらは、ハッブルの最新の調査のための先進カメラ(ACS)で撮りました。
 映像は、とても信じられらないほど大きくて、街中の広告版にも相当する大きさで、衝撃的な詳細を保持しています。
 15周年記念日の間に科学者は、不可解で神秘的な様子を見せるイーグル星雲(ワシ星雲)の新しい範囲を記録するためにACSを使いました。
 イーグル星雲映像は、星団の大きく熱い星々からの紫外線によって刻まれているガスの高く密集した塔を明かします。
 渦巻銀河(ワールプール銀河)の新しい映像では、その曲った腕に生まれたばかりの星々が散在し、古い星々は黄色がかった中央の核に居住する渦状銀河の代表的な特徴を披露しています。
 かなり興味を与える特徴は、渦状腕の1つの先に位置する仲間銀河です。


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 1990年にハッブル宇宙望遠鏡が観測を開始した時、天文学者は、ブラックホールの発見や宇宙創始の数十億年後までを振り返る素晴らしい発見を予期していました。

 15年後の現在、ハッブルは、遠い銀河に謎のガンマ線爆発を追跡し、遠く離れた惑星の大気圏をサンプリングし、暗いエネルギーの存在証明の促進を含む刺激的な新しい科学を届け続けて、多用途の威力を発揮しています。

 ハッブルの15周年記念を祝う新しい息をのむような映像は、生まれたての星々で満ちている堂々とした渦状銀河、そして、ガスと塵の不気味な様子の尖塔を新たに見せています。

Credit: The Hubble Heritage Team, ESA, NASA

 映像は、ハッブルが撮った中でも最も大きく最も鮮明な眺めの一つです。

 ハッブルのACS映像は、典型的デジタル・カメラで撮る写真より20倍も大きくそして詳細です。

 ハッブルは、1990年4月25日に地球を周回する軌道に配置されました。

 初めて可視光で見る大きい宇宙望遠鏡は、星明りをボヤケさせ映像を曖昧に見させる地球大気圏のゆがみを越えた軌道に乗って回り始めました。

 天文学者は、ハッブルから素晴らしい発見を予期しました。望遠鏡は、次々と新しい発見の約束を果たして私たちに届け続けています。

 宇宙を見たその15年の間に、望遠鏡は、天の天体、例えば銀河、滅びかけている星々、星々が誕生している巨大なガス雲など700,000以上のスナップショットを撮り続けています。

 天文学者はもちろん、私たちも、ハッブルによる素晴らしい発見をこれからも楽しむことができるでしょう。

ハッブル望遠鏡画像

 宇宙を見る15年の間に、空のこの地図で異なる色の点で示すようにハッブル宇宙望遠鏡は、700,000以上の露出で22,000以上の天の目標を徹底調査しました。

 1990年4月から2005年3月までの全てのデータが、この空の地図に表されています。

 太陽系天体は、黄色の点として、星は青、星団はオレンジ、星雲は緑、銀河は赤、銀河集団はピンクで示しています。

 そして、ハッブル・ウルトラ・ディープ・フィールドと大きな天文台によるディープ起源調査のような他の目標は、白い点です。

Credit: NASA, ESA, CSC/STScI

 台座の上で平衡を保った翼があるお伽噺での生き物のように出現している天体は、実際にはイーグル星雲(ワシ星雲)と呼ばれる星の保育園から上がっている冷たいガスと塵が渦巻いている塔です。

 このそびえ立つ塔は、私たちの太陽から近くの恒星までの距離の2倍になる90兆キロメートル、9.5光年の『高さ』があります。

 イーグル星雲での星々は、混沌とした近くにある冷えた水素ガスの雲の中で生まれて、若い星々からのエネルギーが、ガス内で幻想のような景色を刻みます。

 塔は、それらの生まれたての星々の巨大な保育器であるかもしれません。

 大きくて熱く若い星々の帯域からの紫外線の雨が、柱を侵食しています。

 星明りも、塔の起伏の多い表面を照らす役割を果たします。

Credit: The Hubble Heritage Team, ESA, NASA

 ガスの幽霊のような流線は、この表面の沸騰によって構造周辺で雲を作り、その三次元の形を強調しているように見ることができます。

 柱は、より遠くのガスの背景白熱に対して輪郭を映し出します。塔頂上の水素暗雲の縁は、火で焼かれる大草原草の藪に類似した様子のように浸食に抵抗しています。

 野火は、濃い薮に遭遇したとき、火勢は素早く草を燃やしますが、失速します。

 この天のケースでは、水素ガスと塵の厚い雲が、熱いく若い星々からの紫外線の爆風に直面した環境よりも長く生き残りました。星々が、ガスの塔内で生まれているかもしれません。

 それらの星々の一部は、引力によって崩壊した高密度ガスによって形を成したかもしれません。また、他の星々の中には、近隣の熱い星々によって熱されたガスからの圧力によって、生まれたのかもしれません。

 大きい星団が、その焼けるような光を出し始める前に、星々の最初の波ができ始めたかもしれません。

 塔の中の冷えたガスのとても密集した領域が、星々を作るために自身の重さで崩壊し始めたとき、星の出生が始まったかもしれません。

 塔の中央の物質の隆起と指状突起は、これらの星の出産する領域の例です。

 これらの領域は、小さく見えるかもしれませんけれども、ざっと私たちの太陽系の大きさがあれます。それらが、周囲のガス雲から『塵のミルク』を取って食べたので、未熟な星々が成長し続けました。

 星団からの光が、これらのガスの揺りかごの覆いを取ったとき、これらの星々は、ミルクのガスの供給から切り離されて、急に成長が止まりました。

 皮肉にも、若い星団の激しい星明りが、塔の若干の範囲で星の形成を誘発しているかもしれません。

 その例は、構造の最上位で大きい白熱した塊りと指形の突出で見ることができます。星々は、塔の最上位でガスを熱しているかもしれません。そして、先端と左で星雲の端をたどる物質の明るい端で見られるように、衝撃的な正面をつくりだしているのかもしれません。

 熱いガスが広がって、金属棒のような役目をして、とても暗い冷えたガスを押します。激しい圧力が、ガスを圧縮して、星々の形成をとても簡単にします。

 このシナリオは、衝撃的な正面が塔の下にゆっくり動いて続くかもしれません。

 画像内の顕著な色は、星団の強力な紫外線によってエネルギーを与えられたガスによって生じました。

 上部の青い色は、熱烈な酸素に起因します。

 下の範囲での赤い色は、熱烈な水素に起因しています。

 このイーグル星雲映像は、ハッブル宇宙望遠鏡のACSカメラで、2004年11月に得たデータから作られました。


     ここをクリックすると36メガバイトのイーグル星雲(ワシ星雲)の超々拡大画像を見られます。


 堂々とした渦状銀河M51(NGC 5194)の上品な曲がりくねった腕は、宇宙に広がる壮大な螺旋階段のようにも見えます。

 それらは、本当に長い塵通路とガス、星々によって縞模様を描いています。

 この2005年1月にハッブルのACSカメラで得た最新の最も鋭い映像では、古い星々の居住地である黄色がかった中央核周辺、生まれたばかりの星を含む若い星々が散在する螺旋腕まで、渦状銀河の壮大な設計図で説明しているようです。

 見事な渦巻き構造のために、この銀河は渦巻き(ワールプール)と愛称をつけられています。

 ワールプールの最も著しい特徴は、いわゆる壮大なデザインを持つ渦状銀河の特質である2本のカーブしている腕です。

 多くの渦状銀河は、渦状構造をはっきり見させないような数多くのゆるく形づくられた腕を持っています。

Credit: The Hubble Heritage Team, ESA, NASA

 これらの腕は、渦状銀河における重要な意味を供給すると共に、星の構造工場として、水素ガスを圧縮し新星の集まりをつくります。

 ワールプールでの星組立流れ作業場は、内側の縁上にあるガスの暗雲から始まり、そして、明るいピンク色の星を形成する範囲に移り、外縁に沿って見事な青色の星団で完成します。

 一部の天文学者は、ワールプールの腕が、最も外部の先端の小さい黄色がかった銀河NGC 5195との接近遭遇で、その影響からこのように目立って長く尾を引いたと思っています。

 一見したところ、小型の銀河は、腕を引いているように見えます。

 しかし、ハッブルの鮮明な眺めは、NGC 5195が渦巻きの向こうを通っていることを示します。

 小さい銀河は、ワールプールを通り過ぎるために数億年もの間、滑走していました。NGC 5195が、ワールプールを通過し外へ漂流する時、その引力がワールプールのホットケーキ形のディスク内部で波を送り出しました。

 それは、岩を池に放り込んだとき、波が池で発生する波紋のようなものでした。波がディスクの中で周回ガス雲を通過する時に、各腕の内側の縁に沿ったガス物質を圧搾します。

 濃い塵塗れ物質は、集結する暗雲のように見えます。

 明るいピンク色の星形成領域で見られるように、星が誕生した跡を残して、これらの濃い雲は崩壊します。 大きい星は、超新星爆風による放射、ハリケーンのような星の風と衝撃波の雨で、結局、塵塗れ繭を一掃します。

 明るい青い星団が、大荒れから現れて、都市の街灯のようにワールプールの腕を照らします。

 ワールプールは、天文学者のみならずアマチュア天文家にとっても、天文でお気に入り銀河のひとつです。

 天文学者は、地球から3700万光年離れた星座猟犬座内にあるワールプールの美しい正面向き外見と近さで、代表的な渦状銀河の構造と星形成過程を研究することができます。


     ここをクリックすると107メガバイトある看板大のワールプール銀河の超々々々々拡大画像を見られます。

    ただし、コンピュータがフリーズしても責任は持ちません。けれども、一見の価値はお釣りがくるくらいあります。

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 3D立体画像の付録です。交差法で立体的に見るには、左右の画像の中間(画像下の真ん中の黒点の上)に両目の焦点を合わせます。いわゆる、寄り目にします。平行法で立体的に見るには、左右のそれぞれの画像の下にある黒点の上の真ん中あたりに視線を持っていきます。このときには、両方の画像が、ぼんやりと見えるように画面をつき抜いてその先に焦点を当てるつもりで見ます。ほとんどを交差法にしています。平行法で見たい方は、画像をコピーして左右の画像を入れ替えてください。2002年4月30日ページに立体視の方法について掲載しています。
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 宇宙に天文台を置く理由は、どうしてでしょうか?

 大部分の望遠鏡は、地上にあります。

 地上では、重い望遠鏡を配備することができ、またとても簡単に固定することができます。

 難問は、地球に根ざした望遠鏡は、地球大気圏を通して見なければならないということです。

 まず、地球大気圏は電磁スペクトルの幅広い範囲を遮って、可視光の狭い帯域が地表に届くのを可能にします。

 チャンドラX線天文台など宇宙を探査する望遠鏡は、可視スペクトルを越える光を使って観測する必要があり、そのような光を吸収する大気圏より上に置かれています。

Credit: STS-82 Crew, STScI, NASA

 次に、地球大気圏は通す光をぼやけさせます。

 大気圏を通すとぼやけるのは、空気の密度と連続的な変化する移動に起因します。

 地球大気圏より上で旋回することによって、ハッブル宇宙望遠鏡は、とても鮮明な映像を得ることができます。

 たとえHSTが、実際に大きい地球上の望遠鏡の15分の1しかない小さい鏡を備えているとしても、それは、地上の大きな望遠鏡も及ばない素晴らしい詳細で解像することができます。

 宇宙でのさらに大きな光学望遠鏡が、近い将来の打ち上げとして計画されています。