3日に1個の新星が誕生している
巨大な楕円銀河

20050503日号
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欧州南天文台画像
項目 銀河
主題 楕円銀河
Most Remote Novae Ever Seen
Credit: European Southern Observatory/ VLA
Explanation
About 70 million years ago, when dinosaurs were still walking on the Earth, a series of violent thermo-nuclear explosions took place in a distant galaxy. After a very long travel across vast reaches of virtually empty space (about 70 million light-years), dim light carrying the message about these events has finally reached us. The subsequent analysis has shown that the observers witnessed the most distant nova outbursts ever seen. They were caused by "stellar cannibalism" in binary systems in which one relatively cool star loses matter to its smaller and hotter companion. An instability results that leads to the ignition of a "hydrogen bomb" on the surface of the receiving star.
 今日の宇宙画像は、7000万光年離れた銀河で発見された「新星」についてです。
 一つ一つの星を検出できない距離にもかかわらず、本当にひとつの星の爆発を観測しました。
 私たちは、星雲という新星の名残を見て感動したりしますが、星の爆発の威力を垣間見せたのがこの銀河の新星でした。
 新星の観測は、それらの星々の形成の歴史について光を投じます。
 この欧州南天文台の新星の発見は、また、新しい強力な望遠鏡が遠い銀河内での新星の徹底的な検索に道を開いたことにもなりました。

 2005年 5月9日 t.sasaki
最も遠い新星を見る
Credit: European Southern Observatory/ VLA
画像の説明
 およそ7000万年前、地球でまだ恐竜がのし歩いていたころ、一連の激しい熱核爆発が、遠い銀河内で起こりました。
 事実上、およそ7000万光年の広大な空間範囲を超える非常に長い旅行で、これらの事象に関するメッセージを伝える薄暗い光が、最終的に私たちに届きました。
 その後の分析は、観測者がこれまでに見た中でも最も遠くの新星爆発の目撃であったことを示しました。
 1つの比較的冷めた星が、その小さくて熱い仲間に物質を落とす連星系内の「星の共食い」によって引き起こされました。
 受け取る星の表層上の「水素爆弾」の点火の原因となって不安定性が起こります。


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 新星は、その特別な光度のために、異なる種類の銀河までの相対的な距離を測定する強力な目印として、使われることがあります。

 その測定値は、天体の観察された明るさが観測者までの距離で直角によって減少するという物理法則と共に、同じタイプの新星が本質的に等しく明るいという仮定に基づきます。

 このように、私たちが特定の銀河内の新星が近くの天体よりも100万分の1の微かな光として観測するならば、それは1000倍遠くからの光ということになります。

 それに加えて、他の銀河の中の新星の観測は、それらの星々の形成の歴史について光を投じました。

 科学的な重要性にもかかわらず、遠くの銀河の豊富な集団内の新星の調査は、天文学者にあまり人気がありませんでした。

 主な理由は、多分、固有の観測が困難であることそして、発見の確立が比較的に小さい割合であることになるでしょう。

 これまでは、いくつかの遠くの銀河で数個の新星を検出するのに4メートルクラスの望遠鏡で、実に数十時間の観測を必要としました。

Credit: European Southern Observatory/ VLA

 NGC 1316内で観測された新星の2つの映像がこれら2枚の画像です。データは、2000年1月9日(左上)、1月12日(右上)、1月15日(左下)、1月19日(右下)に青のBフィルタで得ました。

 天体の明るさ減少が、明らかです。

 青い光のB-フィルタで得られた映像の分析は、4つの新星の探知に結びつきました。

 規則的な特色と同様に観察期間を越える明るさの典型的な変化で、それらは身元を確認されました。

 特に、4つもの新星が、わずか11日以内という短い間に1つの巨大な銀河で検出されました。

 これは、この銀河で年間に約100の新星が誕生する割合を示唆していて、私たちの天の川銀河の割合よりも約3倍多いことを推定させました。

 このことは、NGC 1316が異なるタイプで、少なくとも部分的に私たちの銀河より多くの星々を含むという事実によるかもしれません。


 NGC 1316における新星は非常に微かで、明るさは24等級くらいありましたけれども、観測の間に25〜26等級まで減少しました。

 これは、肉眼で見ることができる等級のほぼ1億倍も微かなことと一致します。

 NGC 1316への対応した距離が、約7000万光年であると再認識されました。

 さらに、炉座集団での1つの銀河の4つの新星の発見は、毎フィルタあたり3時間の短時間の観測だけで可能でした。

 これは、新しい大きい探知器を備えているVLTのような8mクラス望遠鏡の新世代が、これまでの4m望遠鏡クラスでの検索と比較して、この種の天文調査の効率を10倍以上も向上させることができることを明らかに示しました。

 結果として生じた利点と共に、天の川銀河系外の距離目盛りの正確な決定のために、現在、遠い銀河内での新星の徹底的な検索に道が開かれました。

Credit: European Southern Observatory/ VLA

 今回、欧州南天文台のVLTで観察されたタイプの星の爆発は、ラテン語で「新しい星」を意味する「ステラ新星(Stella Nova)」と呼ばれ、また、単に「新星」とも呼ばれています。

 私たちの天の川銀河内の連星系では、星の爆発によって引き起こされる新星は、2〜3年毎に見られるほど比較的頻繁で、それらの中には容易に肉眼で見るのに十分に明るいことがあります。

 私たちの先祖は、その当時に星の爆発の前の微かな連星を見る手段がなかったために、新しい星が空で生まれたように見えたので、「新星」と言う名前をつけました。

 最も一般的な新星爆発は、地球くらいの大きさで太陽の総量に相当する質量を持った小型の星で非常に濃く熱い白色矮星の表面上に、仲間の巨大な赤色矮星から水素が降着する連星系で起こります。

 水素が白色矮星の表面に積もると共に、集まったガスの底で熱核爆発に至るまで加熱されて次第に熱くなります。

 大量のエネルギーが、解き放されて、数時間以内で連星系の輝きを100万倍以上も増加させます。

 数日または数週間以内で最大の光に達した後に、供給された水素を使い尽くすと共に宇宙に吹き飛ばし弱まり始めます。

 処理された物質は、秒速1000キロメートル以上もの高速で放出されて、ガスを放出し広がる外層として、その後で見えるかもしれません。

 全体的にすさまじい新星の閃光は、数週間で約1045エルグまたは、私たちの太陽がおよそ10,000年で生じるのと同じくらい多くのエネルギー放出を含んでいます。(エルグ(ergs)とは、ある方向に1グラムの物体を毎秒1センチメートル加速させて動かす仕事量単位です。長さにセンチメートル(cm)、質量にグラム(g)、時間に秒(s)を採用した単位系の基本単位のひとつです。)

 新星よりも大きく質量のある星が、その生涯の終わりに完全に崩壊する超新星爆発は、さらに強力でさえあります。

 超新星と対照的に、巨大なエネルギー作品にもかかわらず新星の元祖は、爆発の間、自滅することはありません。新星は、何回かの爆発の後、伴星からの水素の転移が新たに始まって、およそ100,000年に一度くらいの割合で、同じような爆発過程を繰り返します。

 冷めた仲間が完全に食いつぶされたとき、新星になった星は、最終的に「老衰」で生涯を終えます。


 星座炉座銀河集団の巨大な楕円銀河NGC 1316の画像では、多くの暗い宇宙塵雲と通路が見えています。

 領域での星のような天体の一部は、銀河に属している星々が集まっている球状星団です。

 この画像は、CCD露出でB(青)、V(黄緑)、I(この画像では赤)のフィルタを通して8.2mのVLT/ANTU望遠鏡とFORS-1のマルチ・モードで得たデータに基づきます。

 銀河の明るい中心の上下の「錐体」、とても明るい星々の一部の垂直線は、CCDの露出過度に起因します。

 データは、0.2弧秒/ピクセルで、範囲は6.8×6.8弧分になります。この複合画質は、およそ0.9弧秒で、北が上で東が左になります。

 この銀河は、宇宙の正確な距離を確立する現在の試みと関連し特別に関心がもたれています。

 NGC 1316は、1980年と1981年に非常に遠い銀河に対する距離を決定する「宇宙論的標準燭光(ローソク)」として広く使われる天体クラスのタイプIaの2つの超新星の所在銀河でした。

 NGC 1316に至るまでの距離の正確な測定値は、従ってこれらの超新星の本質的な輝度の独立した検度(目盛り)を提供するかもしれません。

Credit: European Southern Observatory/ VLA
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