カリーナ星雲で太陽系範囲の変光星
小鼓?バーベル?

20050607日号
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ハッブル画像
項目 星々、星雲
主題 変光星、発光
Doomed Star Eta Carinae
Credit: NASA / HST / University of Colorado
Explanation
A huge, billowing pair of gas and dust clouds is captured in this stunning Hubble telescope picture of the super-massive star Eta Carinae. Even though Eta Carinae is more than 8,000 light-years away, features 10 billion miles across (about the diameter of our solar system) can be distinguished. Eta Carinae suffered giant outburst about 150 years ago, when it became one of the brightest stars in the southern sky. Though the star released as much visible light as a supernova explosion, it survived the outburst. Somehow, the explosion produced two lobes and a large, thin equatorial disk, all moving outward at about 1.5 million miles per hour. Estimated to be 100 times heftier than our Sun, Eta Carinae may be one of the most massive stars in our galaxy.
 今日の宇宙画像は、先日の6月5日号で取り上げたエータカリナの続きです。
 調緒が無い小鼓やバーベルのような星雲で、先日号の同じ星雲内の一部とは思えないかもしれません。
 今日の画像は、NOAO等で見られる可視光像を複数の画像処理技術で作り出しています。
 天文の多方面観測調査のひとつとして、比較できるならばと編成しています。
 本来ならば、連日で取り上げるつもりでしけれども、ハッブルの超新星爆発の瞬間画像公開のニュースがあったために、1日飛びました。
 天体までの地球からの距離にシュピッツァーとハッブルでは、2000光年ほどの誤差がありますが、寸分違わぬ正確な距離は、神仏でも決められないでしょう。
 ここだけの話ですが、神仏も天文学の距離のようにアバウトな一面があるのですよ。
 ですから、人間が出来損なっていても不思議ではないのですね。
 2005年 6月10日 t.sasaki
運命づけられた星のエータカリナ
Credit: NASA / HST / University of Colorado
画像の説明
 超大規模な星のエータカリナのガスと宇宙塵雲の巨大な膨らんでいるペアが、この衝撃的なハッブル望遠鏡画像で記録されました。
 たとえエータカリナが8,000光年以上離れていようとも、ほぼ私たちの太陽系の直径に近い160億キロメートル幅の特徴は、簡単に区別することができます。
 エータカリナはおよそ150年前巨大な爆発で苦しみました。そのとき、南空で最も明るい星々の1つになりました。
 星が超新星爆発と同じくらい多くの可視光を解き放ったけれども、この星は爆発を生き残りました。
 ともかくも、時速250万キロメートルで全て外へ動く爆発は、2つの大きな突出部と薄い赤道のディスクを生み出しました。
 私たちの太陽よりも100倍重いと推定されるエータカリナは、私たちの銀河の中で最も大規模な星々の1つであるかもしれません。


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 超大規模な星のエータカリナのガスと宇宙塵雲の巨大に膨らむペアの凄まじい展開は、ハッブル宇宙望遠鏡が比較映像として記録しています。

 この映像を生み出すために天文学者は、1994年4月と1995年9月の17ヵ月間隔で撮ったエータカリナの2つの映像を位置合わせし減色しました。

 黒は、物質が以前の映像で位置したところを、そして、白は、最近の位置を示しています。

 『X』パターンを作る明い線と暗い線は、中心星の極端な明るさに起因する器械による加工現象です。また、画像中央の明るい白い範囲は、映像の1つで『飽和した』星とその即時の環境から生じています。

 この比較画像は、中央の明るい塊りに見える星の近くの物質が、星から遠い物質よりも速く宇宙に吹っ飛んでいることを示します。

 大部分の同じような天体が、長年にわたって僅かに目立つ変化を見せるだけなので、この著しい変化の映像は注目に値します。

 急激な変化を見せるエータカリナは、僅か150年前に巨大な爆発を経たので、例外として劇的な変化を見せていそうです。

Credit: NASA /
University of Colorado / University of Minnesota

 放出された物質が毎時250万キロメートルで宇宙に拡大して、対の突出部が白い外の端を見せます。

 これによって、天文学者は、初めて突出部内で小規模の何百もの構造の移動を追うことができると共に、どのように突出部が展開するかについて正確な特徴を表すことができます。

 新しいデータは、最初の突出部ができた方法と箇所に関して手掛かりを与えるかもしれません。そして、一般の両極性の現象に光を投じることになるでしょう。

 画像は、ハッブルの広角視野平床式マイクロ・フィルム・カメラ2(WFPC2)で撮った紫外線光に基づきました。


                               この画像の TIFF 拡大画像


 これは、塵とガスを膨張させる対の突出部と赤道のディスクがあるエータカリナのユニークな三次元画像です。

 この画像は、上記の白黒画像のデータを元に作り出しています。

 観察とハッブルの高解像度との間のガスと塵の移動は、天文学者が体系の本当の三次元結合構造を現すための映像の組み合わせとコード化を可能にしました。

 この画像は、赤と青の「立体」ステレオ画像です。

 赤と青のステレオ眼鏡を使って見るとき、三次元で見えます。そのような眼鏡は、右側が赤で左側が青のレンズから成ります。

 本当のステレオ画像は、それぞれに各々の目に対して見られる2つの別々の像から成ります。

 立体写真像は、赤と青だけで1つの本来の白黒映像を見ることで、2つの眺めを結合します。

Credit: NASA /
University of Colorado / University of Minnesota

 立体写真を赤と青の眼鏡で見ることは、映像の該当する一部を2つの眺めとして切り離し意図した目に届けることになります。

 結果として生じる眺めは、明らかに前景左下の突出部と遠方に傾斜している右上突出部の2つの巨大な噴出物を、ほぼ球状の突出になって星雲を「小鼓」や「バーベル」形で見せます。

 星の赤道に沿った動きの速い物質が、2つのバスケットボールの間のLPレコードのような突出部の間の薄いディスクに存在します。

 映像は、宇宙にディスクから遠くの外へ流れる物質の奇妙な流光を見せています。


                               この画像の TIFF 拡大画像


 運命づけられた星のエータカリナの超鮮明な眺めは、二段抽出による少ない表示色数でより多くの色数表現と形状解析の画像処理技術の組み合わせです。

 天文学者は、ハッブル宇宙望遠鏡でこれまでに作り出された拡張天体の最も高い解像度映像の1つを作り上げました。

 結果として生じた画像は、驚くべき詳細を現します。

 塵通路、小さい凝結と意外な放射線が、先例のない明瞭さですっかり現れています。

 このエータカリナは、広角視野平床式マイクロ・フィルム・カメラ2(WFPC2)で、1995年9月にハッブルによって観察されました。

 赤と近紫外線フィルタを介して撮った映像は、明らかなカラー画像を作り出すためにその後組み合わせられました。

 8つの露出の連続は、天体の巨大で活動的な範囲を網羅するのに必要でした。

 中心にある星の外側の噴出物塊りは、その星よりも100,000倍も微かです。

Credit: NASA / HST / University of Colorado

 エータカリナは、およそ150年前に巨大な爆発の現場で、そのとき、地球の南空で最も明るい星々の1つになりました。

 この星は、超新星爆発と同じくらい多くの可視光を解き放ったけれども、星として生き延びました。

 新しい観察は、両極性の突出部の間で赤道面に沿って過度の紫外線光の流出を示します。

 明らかに、下方の突出部の星際の間に、比較的小さい塵塗れ破片があって、そこから大部分の青い光が、流出しています。

 他方、突出部は、優先して青い光を吸収する多量の塵を含んでいて、突出部が赤みがかったように見える原因になっています。

 この星は、私たちの太陽の500万倍以上のエネルギーを放射しています。

 またエータカリナは、星の天文学の大きな謎のひとつのままであると共に、新しいハッブル映像は、更なる難問を提起しました。

 結局、この星の爆発は、一般に控え目な他の星の両極性の爆発と星からの流体力学の流出に対して、ユニークな手掛かりを提供するかもしれません。


                               主題画像の TIFF 拡大画像


 私たちの銀河で最も大規模で噴出性の星の1つ近くの塵とガスが渦巻き入り乱れた付近の狭い範囲の一部が、このハッブル宇宙望遠鏡画像です。

 このクローズアップ眺めは、全体で200光年以上あるカリーナ星雲の3光年範囲の部分だけを示しています。

 ドラマティックな暗い塵塊りと複合構造は、画像の外側に位置するエータカリナと呼ばれる超明るい変光星が、高速度の星の風と高エネルギーの放射で刻んでいます。

 この画像は、最も大きくて最も熱いと知られている星々の一部で、2つの大集団の間のカリーナ星雲内の範囲を示しています。

 繊維状の構造は、周辺のいくつかの星が引き起こす乱気流に起因し、星を取り囲むガスの外の層が次から次へと流されて生じています。

 冷えたガスは、熱いガスと混ざって前景で、とても濃く不透明な物質のベールを残します。

Credit: NASA / AURA/ STScI

 周囲の元素は、新しい星の誕生へと蓄積する可能性があります。

 画像上部の最も明るい側の領域は、初期の太陽系をつくるかもしれない象の鼻形の宇宙塵雲を見せています。(←の付近)

 このハッブル映像は、この観測と平行した観測プログラムの一部として、2002年7月に撮りました。


                               この画像の TIFF 拡大画像


 これは、巨大で不安定な星のエータカリナ(右)の近くで、自然の紫外線レーザーの働きをするガス雲(左)の概念です。

 超レーザーは、ハッブルの高解像度分光観測映像で確認されました。

 雲から一つの光線が、偶然であれ正確に地球の方角に狙いを定めて生じている見込みがないので、ミラーボールの光線のように多数の光線が、雲から四方八方に発しているにちがいないと天文学者は結論しています。

 恒星間のレーザーはエータカリナの激しく混沌とした爆発から生じるかもしれません。この画像では、明るい星からの光が塵による光散乱に起因して赤みがかった流出として図解されています。

Credit: NASA / STScI

 レーザー(laser)とは、Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation=放射線の誘導放出による単波長で位相のそろった光増幅=の頭字語で、媒体(ガス、液体、固体)の中の原子または分子が、光の波長(または色)の入って来る混合比に同調した作用を強いられて、光の一心不乱な首尾一貫した光線や同じ波長を引き起こします。

 自然の赤外線レーザーが、1995年に宇宙で確認されたけれども、レーザーは、宇宙で非常に珍しくて、紫外線レーザーのようなものは、これまでに何も見られていません。

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