110億年前の銀河が届ける
惑星存在の証拠

20050611日号
今日の
NASA宇宙画像
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GALEX望遠鏡画像
項目 宇宙論他
主題 宇宙論
Shimmering in Infrared Light
Credit: NASA/JPL-Caltech/T. Pyle (SSC)
Explanation
This artist's conception shows what a dusty and bright galaxy located billions of light-years away might look like close up if viewed in infrared light. Galaxies like these are so far away and so drenched in dust, they appear invisible to optical telescopes. NASA's Spitzer Space Telescope uncovered a hidden population of dusty galaxies like these using its heat-seeking infrared eyes. The galaxies are among the brightest in the universe and are located 11 billion light-years away back to a time when the universe was 3 billion years old. The universe is currently believed to be 13.5 billion years old. Astronomers are not sure what is lighting up these cosmic behemoths, but they speculate that quasars -- the most luminous objects in the universe -- may be lurking inside.
 今日の宇宙画像は、110億年前、宇宙が30億才の時の銀河です。
 今日届く可視光では、暗黒の宇宙空間に溶け込んでいますが、強力な赤外線の目で見たときに、とても明るい光として浮かび上がりました。
 これらの遥か遠くの銀河の塵から、私たちの地球のような惑星を作る物質のひとつであるケイ酸塩のスペクトルが検出されました。
 天の川銀河には、130億年前の惑星も存在していますので、惑星の誕生年代に驚きは有りませんけれども、天の川以外、それも、宇宙が青年期に入った頃の銀河からの検出ですから、一目に値します。
 そう。惑星のある銀河は、天の川だけではないことと、遍く宇宙の銀河の星々に惑星が存在する証明にもなるのです。
 次の希望は・・・・・申すまでも無く、他の銀河での生命体の存在証拠となりそうですね。
 2005年 6月16日 t.sasaki
赤外線光線での揺らめき
Credit: NASA/JPL-Caltech/T. Pyle (SSC)
画像の説明
 このアーティストの概念は、何十億光年も離れている銀河を赤外線光線で見たならば、このクローズアップのように塵塗れで明るい銀河として見えるかもしれないことを示します。
 これらのような銀河は、遠く離れて、そう、塵でびしょ濡れになっているようなもので、光学の望遠鏡に見えません。
 NASAのシュピッツァー宇宙望遠鏡は、これらの熱を捜索する赤外線の目を使うことで、このような塵塗れ銀河の隠された個体群を見つけました。
 銀河は、宇宙で最も明るいひとつであり、この銀河は、宇宙が30億才だった時の銀河で、私たちから110億光年の遠方に位置します。
 宇宙は、現在、135億才であると思われます。
 天文学者は、何がこれらの宇宙巨獣を照らしているかについて、よくわかりませんけれども、それららは、宇宙で最も明るい天体のクェーサーが中に潜んでいるかもしれないと推測しています。


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 このスペクトル・グラフは、110億光年離れた塵塗れの遠い銀河からの光を検知したことを示します。

 この銀河は、光学の望遠鏡に見えませんが、シュピッツァー宇宙望遠鏡は、それからの光と熱を捜索する赤外線の目を使って、この銀河の他にも何十もの類似した銀河を記録することができました。

 日光を虹に変えるプリズムの様に、分光器と呼ばれている計器が、その基本部に入った光を分散させるとスペクトルを生み出します。

 それらは、天体の光に関与する分子のサインまたは「指紋」を含みます。

 この場合、右側のかなりの落下を見せる銀河のスペクトルは、惑星の基礎単位である砂のような小さなケイ酸塩塵としての指紋を現します。

Credit: NASA/JPL-Caltech/J. Houck (Cornell University)

 それが、銀河の位置がどのくらい向こうに位置しているか、また、特に銀河の光がどれくらい遠くに伸びているか、つまり、シュピッツァーの目がその旅行の間にどれだけ「赤方偏移」したかを、天文学者が決定するのを援助したので、この特定の指紋は、とても重要です。

 観測対象の銀河は、宇宙が広がっているので私たちから立ち去るにつれて、銀河の光が赤みがかった波長へ移動します。

 この銀河が、1.95の赤方偏移があるとわかりました。それは、この銀河の光が、私たちに届くのにおよそ110億年かかったことを意味します。

 それが、宇宙が30億才であった時まで戻る銀河で、この銀河が110億年前に惑星形成の機が熟していたことを意味するので、ケイ酸塩指紋の存在はまた、重要です。

 宇宙は、現在135億才であると思われるので、これは、ケイ酸塩塵が、最も遠い過去の時代の銀河周辺で検出されたことになります。

 これらのデータは、2004年7月にシュピッツァーの赤外線分光器で得ました。


 この画像は、塵に覆われて光学で見えない銀河を赤外線光線で見るならば、銀河が紛れも無く明るいことを証明する動画の一部です。

 動画は、濃い塵の中に深く覆われて不可視状態のような銀河の暗い点を示す可視光の眺めから始まります。

 引き続いて、動画の場面は、宇宙の同じ領域が赤外光で見えるかもしれない銀河一面へと、それから移動します。

 その熱い塵が、赤外線の波長で白熱するので、銀河が暗黒の中から現れます。

 シュピッツァー宇宙望遠鏡は、その非常に敏感な赤外線の目を使うことで、これらのような可視で見えない銀河の隠された個体群を見つけました。

 これらの塵塗れ銀河は、宇宙で最も明るいものの一つで、地球から110億光年離れて位置し、それは、宇宙が30億才であった時代になります。

Credit: NASA/JPL-Caltech/SSC

                     今日の主題のWMV動画       今日の主題のQuickTime動画


 どのようにして、大きくて明るい銀河を隠しているのでしょうか?

 それは、宇宙塵の覆いです。

 シュピッツァー宇宙望遠鏡は、およそ110億光年離れた非常に明るい銀河の隠された個体群を見つけるために、そのような塵を透かして見ました。

 これらの見知らぬ銀河は、宇宙で最も明るい天体の一つで、10兆の太陽の集合と等しい光で輝きます。

 しかし、とても遠くて塵で完璧なほどに覆い隠されているそれらを見つけるには、シュピッツァーの非常に鋭敏な赤外線の目が必要でした。

 私たちは、本来、見えない銀河を見ていることになります。

 過去の赤外線の任務は、20年以上前に同じような塵塗れ銀河の存在でヒントを与えましたが、それらの銀河は、より近くでした。

 私たちは、全く遥か遠くの宇宙を覗き込むのに、シュピッツァーの鋭敏な目を待たなければなりませんでした。
 
Credit: NASA/JPL-Caltech/T. Pyle (SSC)
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 ところで、これらの銀河の塵は、何処に故郷があるのでしょうか?

 答えは、まだ明白ではありません。

 塵は、星々によって大量生産されますが、銀河に巻きついている塵が、どのように銀河周辺の全てに撒き散らかったのかが、未解決の問題として残されています。

 もう一つの謎は、銀河の特別な輝きです。

 天文学者は、宇宙の最も明るい天体であるクェーサーの新しい種類が、この異常な塵塗れの中に潜んでいるかもしれないと推測します。クェーサーは、銀河中心にある巨大な電球のようなもので、巨大なブラックホールが原動力となっています。

 天文学者は、また、私たちの天の川のような明るい銀河が、最終的に塵塗れでとても微かで暗い銀河へどのようにして展開したのか決定したいと思っています。

 私たちの太陽のような星々が、塵塗れでとても明るい付近で成長したことはあり得ますが、私たちは、本当のことを知りません。

 これらの銀河を研究することによって、私たちは、自身の銀河の歴史について、より良い考察を得ることができます。

 天文学者チームは、最初に一部の夜空を複合帯域イメージング光度計と呼ばれるシュピッツァーに搭載の計器を使って、見えない銀河のサインを求めて調べました。

 チームは、それから同じ領域の最も深く利用可能な地上の国立光学天文台による遠い広視野の調査で得た光学映像に対して、この赤外線のデータで見られる数千の銀河を比較しました。

 これは、シュピッツァーだけによって見られる31の銀河の識別に至りました。この広域は、地上から数ヶ月の調査がかかりました。シュピッツァーが見つけた塵塗れ銀河は、宇宙という山の中に隠れている針です。

 シュピッツァーの赤外線分光器を使った更なる観察は、これらの31の銀河のうちの17においてケイ酸塩塵の存在を明らかにしました。

 ケイ酸塩塵粒状物は、惑星の基礎単位でとても小さな砂のような無機物です。これは、最も遠い過去の時代の銀河周辺で、ケイ酸塩塵が検出されたことになります。

 この宇宙の非常に初期の時代でケイ酸塩塵が見つかったことは、私たちの地球のような惑星システムが、銀河の進化でいつ起こったのかを理解する手がかりとして重要でした。

 このケイ酸塩塵は、この銀河が、地球からどれくらい遠くにあるかを天文学者が確定するのにも役立ちました。

 私たちは、分光器を使って遠い銀河からの光をバラバラに分離することができるけれども、ケイ酸塩のような無機物から認識可能なサインを見るならば、私たちは、その銀河までの距離を算出することができます。

 この場合、現在の135億才の宇宙が、今の4分の1の年齢、つまり、30億才だけだった頃の宇宙に遡ることになります。

 これらの塵塗れの類似した遥か遠くの銀河については、1983年のNASAと欧州赤外線天文人工衛星による共同の観察で、とても地球に近い銀河がヒントを与えていました。後に、欧州宇宙機関の赤外線宇宙天文台は、微かさで比較できる近くの天体を記録しました。

 過去の任務より100倍も素晴らしく向上したシュピッツァーの感度は、望遠鏡によって、例外的な塵塗れの明るいこの最近の一団を含むとても遠い距離で、様々な塵塗れの銀河を捜し出すことを可能にしました。

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