近くの太陽系で、天の川を霞ませる
小惑星帯を発見

20050702日号
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スピッツァー画像
項目 太陽系
主題 小惑星
The Rocky World
Credit: X-ray: NASA/MSFC/CXC/A.Bhardwaj et al.; Optical: NASA/ESA/STScI/AURA
Explanation
This artist's concept show a massive asteroid belt in orbit around a star the same age and size as our Sun. Evidence for this possible belt was discovered by NASA's Spitzer Space Telescope when it spotted warm dust around the star, presumably from asteroids smashing together. The view is from outside the belt, where planets like the one shown in the foreground, might possibly reside. A collision between two asteroids is depicted to the right. Collisions like this replenish the dust in the asteroid belt, making it detectable to Spitzer. The alien belt circles a faint, nearby star called HD 69830 located 41 light-years away in the constellation Puppis. Compared to our own solar system's asteroid belt, this one is larger and closer to its star -- it is 25 times as massive, and lies just inside an orbit equivalent to that of Venus. Our asteroid belt circles between the orbits of Mars and Jupiter. Because Jupiter acts as an outer wall to our asteroid belt, shepherding its debris into a series of bands, it is possible that an unseen planet is likewise marshalling this belt's rubble. Previous observations using the radial velocity technique did not locate any large gas giant planets, indicating that any planets present in this system would have to be the size of Saturn or smaller. Asteroids are chunks of rock from "failed" planets, which never managed to coalesce into full-sized planets. Asteroid belts can be thought of as construction sites that accompany the building of rocky planets.
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 今日の宇宙画像は、異国の小惑星帯です。
 私たちの太陽系の小惑星帯と異なり、とても親星に近くまた、遥かに広範囲な小惑星帯です。
 異国にもかかわらず、検出された塵のスペクトルは、私たちの太陽系の彗星ヘールボップと同じような構成物がありました。
 現在、この塵の起源に関して、天文学者は2つの派閥に分かれています。
 最有力なのは、競馬で例えるならば、クラッシック3冠をほぼ手中にし、つい最近の話題と同名のディープインパクト派ですが、地方競馬に光を灯したハルウララと中央で勝てなくて地方で稼ぐつもりのホリエモン連合派も侮れない理論を提示しています。
 私は、株と異なって競馬は銀行レースが好きなものですから、ディープインパクト派です。そして、当然にこの異国の塵構成もインパクトに投票します。
 2005年 7月9日 t.sasaki
岩だらけの世界
Credit: X-ray: NASA/MSFC/CXC/A.Bhardwaj et al.; Optical: NASA/ESA/STScI/AURA
画像の説明
 このアーティストの概念は、私たちの太陽と同じ年齢と大きさの星を囲んむ軌道上で、大量の小惑星帯を示しています。
 星周辺でおそらく互いに激突した小惑星からの暖かい塵を観測した時、このありそうな帯域の証拠が、NASAのスピッツァー宇宙望遠鏡で発見されました。
 眺めは小惑星帯の外からで、そこでは、前景で示されるような惑星が、おそらく存在しているかもしれません。
 2つの小惑星間の衝突が、右に描かれています。
 このような衝突は、小惑星帯に塵を補給して、それをスピッツァーが検出できるようにします。
 微かな旋回する異国の小惑星帯は、私たちの近くのHD 69830と呼ばれる星体系にあり、41光年離れた星座船尾座内に位置しています。
 私たちの太陽系の小惑星帯と比較して、これは25倍も広範囲で、ちょうど金星の距離に等しい軌道で、親星の近くを周回しています。
 私たちの小惑星帯は、火星と木星の軌道の間で周回しています。
 木星が私たちの小惑星帯に対して外の壁の働きをするように、見つかっていない惑星が同様に、一連の帯域にその破片を導いて、この小惑星帯の瓦礫を整列させていることはあり得ます。
 視線速度技術を使用した以前の観察は、いかなる大きさのガス巨人惑星をも見つけませんでしたが、この体系でどんな惑星の出現が示されるとしても、それは、土星よりも小さいサイズとなるでしょう。
 小惑星は、岩の大きい塊りで、それは、どうしても標準サイズの惑星に合体できなかった惑星の「成り損ない」です。
 小惑星帯は、岩石惑星の建造を伴う作業現場と見なすことができます。


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 引き続く2枚のアーティストの概念は、最初に太陽と同じような親星を持つ遠い異国の仮定の惑星体系から見上げる小惑星帯を、続く画像では、私たちの地球から見上げる小惑星帯を比較して図示しています。

 NASAのスピッツァー宇宙望遠鏡は、HD 69830と呼ばれている近くの星周辺で、その赤外線の目がおそらく互いに衝突した小惑星からの塵を検知して、そのような小惑星帯の証拠を見つけました。

 望遠鏡は、体系内で惑星の僅かな証拠も捜し出しませんでしたが、天文学者は、一つ以上の惑星が存在するかもしれないと推測しています。

 私たちの太陽系では、都市光から遠く離れて月のない夜に空を観察するならば、誰でも私たちの小惑星帯内で塵に起因して散らばる日光を見ることができます。

Credit: NASA/JPL-Caltech/R. Hurt (SSC)

 黄道光あるいは時々「夜明け前の微光」と呼ばれていて、太陽が上がるか、沈みかけている時、この光が、地平線から上で伸びる薄暗い帯として現れます。

 私たちの天の川銀河のディスクが、空で最も目立った特徴として占めているために、小惑星帯の反射する光はとても微かです。

 天の川のディスクは、両方の絵の中で黄道光に対して、垂直に描かれています。

 対照的に、HD 69830の体系での黄道光は、私たちの小惑星帯よりも1,000倍も明るくて、天の川さえ霞むくらいよく輝いています。

Credit: NASA/JPL-Caltech/R. Hurt (SSC)

 NASAのスピッツァー宇宙望遠鏡は、私たちの太陽のような星を周回する帯域の中で、互いに衝突しあっている小惑星の塵塗れの噴霧質のようなものを見つけました。

 それは、まるで異国の小惑星帯の兆候のようでした。

 私たちの故郷に似ている遠い星体系での発見は、天文学者にまれに見る一見を提供すると共に、私たちの太陽系の成り立ちの学びに対する重要なステップと、太陽系外で地球のような惑星が誕生するところを示すかもしれません。

 小惑星は、地球のような岩石惑星の残こった基礎単位や惑星に合体し損なった天体です。

 私たちは、直接、異国の星体系で他の地球型の惑星を見ることができませんけれども、現在、このような塵塗れ化石を研究することができます。

 小惑星帯は、惑星体系の廃品置場です。

 それらは、惑星に成り損なった岩だらけのスクラップで、散らばっていて時折、互いに衝突して、塵の噴霧質を巻き起こします。

 私たちの太陽系では、小惑星は地球、月、他の惑星と衝突しました。

 今回の発見が確認されるならば、新しい小惑星帯は、私たちの太陽と同じ年齢と大きさの星周辺で、最初の発見になるでしょう。

 この小惑星帯がある星は、HD69830と呼ばれていて、地球から41光年離れて位置します。

 他に2つの既知の遠い小惑星帯がありますが、それらは、太陽よりも大規模でとても若い星々を囲んでいます。

Credit: NASA/JPL-Caltech/R. Hurt (SSC)

 この新しい小惑星帯が、私たちに最も近い一方、それは、私たちの太陽系で知られている小惑星帯との完璧な双子ではありません。

 それは、私たちの小惑星帯よりも多くの物質があって(およそ25倍)、厚い小惑星帯です。

 私たちの太陽系にこんなに密度の高い小惑星帯があるならば、その塵は、光り輝く帯として夜空を照らすでしょう。

 異国の小惑星帯は、また、その親星に非常に近いです。

 私たちの小惑星帯が火星と木星の軌道の間にあるのに対して、この小惑星帯は金星に等しい軌道にあります。

 しかし、それでもこの2つの小惑星帯は、共通した1つの重要な特徴があるかもしれません。

 私たちの太陽系では、木星が小惑星帯に対して外の壁の働きをして、一連の帯域にその破片を導きます。同じように、土星よりも小さいサイズの見つかっていない惑星が、この星の瓦礫を整理しています。

 NASAの将来の惑星ハンティング飛行であるSIM 惑星探索の1つは、最終的に、HD 69830を軌道に乗っているそのような惑星を確認するかもしれません。

 飛行任務は、地球質量と同じくらい小さい惑星を見つけることになっていて、2011年に打ち上げる予定です。

 天文学者チームは、85の太陽のような星々を観察するために、スピッツァーの赤外線分光写真器を使いました。

 HD 69830が、おそらく小惑星帯を宿しているのに気づきました。

 チームは、小惑星を見ることはできなかったけれども、星体系内部に閉じ込められた暖かい塵の厚いディスクを見つけました。

 塵は、たぶん、1,000年毎で、比較的しばしば起こる小惑星の衝突に由来するでしょう。

 この小惑星帯は、私たちの太陽系の小惑星帯よりも多くの小惑星があるので、衝突は、とても大規模で頻繁です。それが、スピッツァーで小惑星帯を見つけることができた理由です。

 私たちの現代の太陽系は、とても静かな場所で、恐竜を抹殺した規模の衝撃は、1億年毎近辺です。

 スピッツァーによって検出された塵が、本当に小惑星の衝突で巻き上がったことを確認するために、もう一つのありそうもない理論は、除外されなければならないでしょう。

 天文学者によると、ほとんど冥王星と同じくらい大きい巨大な彗星が、内側の太陽系に打ち込まれた可能性があり、塵の跡を残して、ゆっくり沸騰して蒸発しています。

 天文学者が、星を囲む塵が、彗星ヘールボップで見つかったそれらのような小さいケイ酸塩の結晶から成るということを発見したとき、この仮説が起こりました。

 これらの結晶のうちの1つは、苦土橄欖石(くど かんらんせき)と呼ばれている明るい緑の色の宝石です。

 『超彗星』理論は、とても勝ち目のない馬のハルウララやホリエモンが番狂わせで勝利するような理論ですが、私たちは申し分なく、そして、間もなく、それを知り得ることでしょう。競馬の予想で言うならば、ハルウララの引退よりは遅いけれどもホリエモンの勝利よりは、たぶん近いかもしれません。

 小惑星または彗星が、塵の源であるかどうかに関係なく、スピッツァーと地上の望遠鏡を使った星の将来の観測は、結合されることになっています。


 NASAのスピッツァー宇宙望遠鏡によるデータのこのグラフは、私たちの近くの星でHD 69830(上部の線)と呼ばれている星周辺の塵が、ヘールボップ彗星の塵と非常に類似した構成があることを証明します。

 スピッツァーは、HD 69830体系の内部の部分で、大量のこの塵を見つけました。

 これらのデータまたはスペクトル内に見られる隆起と下降は、いろいろな鉱物の「指紋」を意味します。

 日光を虹に変えるプリズムの様に、分光写真と呼ばれる計器が、その基礎の成分へ光を広げるとき、スペクトルが生み出されます。

 これらの特定のスペクトルは、橄欖石(かんらんせき)と呼ばれるケイ酸塩鉱物の存在を明らかにします。それは、より具体的には、一種の橄欖石は、苦土橄欖石(くど かんらんせき)とも呼ばれていて、折り込み画像で示しています。

Credit: NASA/JPL-Caltech/C. Beichman (JPL)

 苦土橄欖石は、地球上では、ハワイの「緑の砂浜」で見つかる明るい緑の宝石で、宇宙の他の場所では、彗星と小惑星です。

 HD 69830周辺の塵が、ヘールボップ彗星の塵に非常に類似した構成があるので、天文学者は、それがほとんどが冥王星の大きさがある巨大な彗星に由来しているかもしれないと推測しています。

 そのような彗星は、HD 69830の内部の太陽系に打ち込まれた可能性がありました。そこでは、現在、蒸発する塵のコースを跡として残しています。

 それでもなお、天文学者は、スピッツァーが珍しくて比較的短命な天文事象の「超彗星」が、その星の方に螺旋を描いて進むのを見つける確率が、とても低いと考えています。

 その代わりに、天文学者は、スピッツァーが観察した塵が、実際には、広範囲の小惑星帯で互いに衝突した小惑星の結果であるという理論を支持します。

 HD 69830星周辺の塵のデータは、スピッツァーの赤外線分光写真器で得ました。

 ヘールボップ彗星のデータは、欧州宇宙機関の赤外線天文台人工衛星で得ました。

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