冷たさの中に暖かさを見せる
ベテルギウスの彩層

20050705日号
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ハーヴァードCfA画像
項目 太陽系
主題 太陽
Storms Of Hot And Cold Gas Rage In Betelgeuse
Credit: Alex Lobel, Harvard-Smithsonian Center for Astrophysics
Explanation
New observations of Betelgeuse with the Hubble Space Telescope show that warm gas from the supergiant's upper chromosphere is present inside its cold and dusty outer gas envelope. In this artist's impression of the upper chromosphere, shock waves from the star's huge pulsating surface traverse the chromosphere (shown in violet and blue colors) and enter into the cooler dust envelope (in orange and black). The waves produce the warm gas which mixes with the cold gas. The expelled hot gas somehow survives the cold and harsh conditions in the star's bloated upper atmosphere. New observations, show that the warm chromosphere of Betelgeuse extends out to more than fifty times its radius in visible light, a size five times larger than the orbit of Neptune. The chromosphere is an inner layer of a star's atmosphere, between the photosphere and the corona. The Sun's chromosphere is visible as a thin reddish line during a total solar eclipse, and extends outward for only a fraction of a solar radius.
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 今日の宇宙画像は、星座オリオンの最も明るい星ベテルギウスです。
 ハッブル宇宙望遠鏡が、直接的に太陽以外の星(恒星)を初めて撮った映像をハーバード・スミソニアン天体物理学センターが分析しました。
 その結果、ベテルギウスの彩層が、私たちの太陽と比べると、とてつもなく広がっていて、荒れていることが明らかになりました。
 もし、この星体系にも地球型の惑星があるとしても、私たち惑星地球生命にとって過酷な世界かもしれません。
 私たちの太陽系は、天の川銀河のみならず居住するオリオン内でも目立たない凡庸な星です。
 目立たない親星を持つ子惑星の生命ゆえに、その反動で蚊に刺されたよりも取るに足りない思想や宗教の異なりで、互いを抹殺せんとする共謀性の目立つ生き物になっているのでしょうね。
 2005年 7月16日 t.sasaki
ベテルギウスでの暖冷ガスの激動嵐
Credit: Alex Lobel,
Harvard-Smithsonian Center for Astrophysics
画像の説明
 ハッブル宇宙望遠鏡によるベテルギウスの新しい観測は、超巨星の上層の彩層からの暖かいガスが、その冷たくて塵塗れの外のガス外層の中に存在することを示します。
 上層の彩層についてのこのアーティストの印象で、星の巨大な脈打つ表面からの衝撃波は、すみれ色と青で描かれている彩層を通り抜けて、オレンジと黒で描かれたより冷めた塵の外層に立ち入ります。
 波は、冷えたガスと混ざり合う暖かいガスを作り出します。
 噴出した熱いガスは、星の膨張した超高層大気内で冷えて苛酷な状況をどうにか生き残ります。
 新しい観察は、ベテルギウスの暖かい彩層が、可視光でその半径で50倍以上も外に広がることを示します。それは、海王星の軌道より5倍広い範囲です。
 彩層は、光の球とコロナの間にある星の大気圏の内部の層です。
 私たちの太陽の彩層は、皆既日食の間に細い赤みがかった線として見えて、太陽の半径の一部だけが外部に伸びています。


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 衝撃波を伴わない他のモデルは、彩層の振幅を考えます。

 星の不安定な表面の側は、時々、活発に異なる方向になって外へ膨張して、冷えた塵外層に入って長い暖かい羽飾りを突き通します。

 表面からの遠い距離で、冷えた大気圏の密度は猛烈に減少して、それは、進入した暖かい羽飾りが運ぶ熱の吸収を防ぎます。

 これらの羽飾りは、STISが観察した遥か向こうの領域を冷ますだけです。そこでは、密度が、沸騰したヤカンの吹き出し口から上に立ち上がる蒸気の冷めた水柱の様に、冷えたガスに類似したレベルへ減少します。

 チームは、新しい高精度の観察において、他の近くの超巨星の彩層でも、ベテルギウスのように広範囲に宇宙に達するかどうかを、知ることができるように願っています。

 さらにチームは、付加的な観察で星の半径の50倍と同じくらい遠い距離で、暖かいガスの存在を確かめることを欲しています。

 彩層が星周辺で生じる理由の調査は、表面より上に半径の数パーセントだけ広がる太陽の微かな彩層の観察を開拓した10年ほど前に始まりました。

Credit: Harvard-Smithsonian CfA, STScI), NASA , ESA
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 私たちの銀河内には、425光年離れているにもかかわらず北半球で7番目に明るい星として見えるベテルギウスのような超巨星が、100万あります。

 ハッブル宇宙望遠鏡による膨らんだ彩層の新しい観察は、科学者にその調査の完了に近づくとても重要な歩みをもたらします。


 これは、ハッブル宇宙望遠鏡が撮った太陽以外の星の最初の直接的な映像です。

 オリオン座のα星またはベテルギウスと呼ばれる星は、冬の星座オリオンの肩でハンターと記されている赤い超巨星です。

 ハッブル映像は、星の巨獣の表面で不思議な熱い場所と共に巨大な紫外線の大気圏を明らかにします。

 巨大な明るい点は、地球の直径の10倍以上あって、星の表面よりも熱くて少なくとも摂氏1700度(2000K)です。

 映像は、全く新しい物理的な現象が、若干の星々の大気圏に影響を及ぼしているかもしれないことを示唆します。

 追跡観察は、スポットが、巨星で以前に認められた振幅に関係があるかどうか、あるいは、それが強力な磁場の支配力の下で、系統的に星の表面を動くかどうかについて、天文学者が理解できる援助として必要でしょう。

 ベテルギウスは、とても巨大なので、私たちの太陽系の中央で太陽と置き換えるならば、その外の大気圏は、木星の軌道を過ぎてさらに広がるでしょう。

Credit: Harvard-Smithsonian CfA, STScI), NASA , ESA
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 ハッブル宇宙望遠鏡のイメージング分光器は、薄くて熱いガスのスペクトル・サインをベテルギウスの遠く離れた巨大な大気圏の冷たい塵塗れの領域で検出しました。

 観察は、私たちの太陽を含む多くの他の赤や黄色の星々内で、暖かいガス状の外層を形成し支えるメカニズムの決定に役立ちます。

 チームは、ハッブルに搭載してあるSTIS計器(宇宙望遠鏡のイメージング分光器)で過去5年以上に渡って、星座オリオンの中で最も明るい星のベテルギウスの環境を調査しました。

Credit: Alex Lobel,
Harvard-Smithsonian Center for Astrophysics
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 チームは、ベテルギウスの大気圏では、ガスが熔岩ランプをスローモーションでかき回すように他の側に落下する一方、彩層の泡立てる活動が、ガスを星一面の外に投げ上げていると気が付きました。

 ベテルギウスの上層の彩層は、この超巨星の回りに冷えた塵の莫大な雲になって広がります。

 チームの天文学者たちは、現在の基礎知識で、どのように彩層が形成して、どのようにしてこの暖かいガスを宇宙に放つかについて説明を試みようとしています。

 多くのガスが、塵のために摂氏1100度以下ですが、このガスは、明らかに星の表層近くで彩層からの非常により熱いイオン化したガスと合流します。

 今回の発見以前に、地球上の望遠鏡は、土星の軌道より広い範囲になる星の半径のおよそ5倍だけの範囲で、星の弱い彩層による暖かいガスを検出しました。

 ベテルギウスの光球表層は、ほとんど木星の軌道と同じくらい広いです。

 マッチ棒の炎が、それの上で空気を暖めるとき、熱は、より冷たい周囲の空気に速く散らばります。

 ベテルギウスの超高層大気内で熱いガスと冷たいガスが混合して一緒になるけれども、非常に冷たいガスが観察される高所の遥か上まで、暖かいガスが完全に消えるというわけではありません。

 紫外線での新しいSTISスペクトルは、彩層の非常に遠く離れた部分が、摂氏2300度(絶対温度で2600K)より上の熱いガスを含むことを示します。

 しかし、冷えた近隣のガスは、摂氏1200度(1500K)より暖かくはありません。とても高い温度が、超巨星よりかなりの距離で赤外線光線で白熱する塵粒子を破壊します。


 天文学者は、この巨大な星の上層の彩層で、熱いガスと冷えたガスの共同の存在について、いくつかの説明を考えました。

 1つの説明は、彩層を通り抜ける衝撃波の長い列と呼ばれる事象です。

 衝撃波の正面は、ガスを圧縮して、それを加熱します。それは、通過する波の展開跡で冷えます。衝撃は、超巨星の表面より上にある遠くのガスのかなりの量を暖めるのに十分強力です。

 しかし、それらの長い跡内の温度は、急速に低下するので、塵粒状物が、波に続くことによって完全に破壊されることなく形をなすことができます。

 新しい観察も、暖かいガスの流出が上部の彩層と塵外層で、とても遠い距離で速まることを示します。

 これは、さらに衝撃波モデルを支持します。

 大気圏が変化しないならば、観察された温度差は、熱の自然な交換で消えるでしょう。

 暖かい物質は、その宇宙塵雲の内側で、より冷えたガスと共に熱の間の動的な釣合いとなって、ベテルギウスの表面の遥か上に移動します。

 暖かい空気と冷えた空気の豊富な量が地球大気圏で衝突するとき、車を持ち上げるほどの風力がある猛烈な熱帯低気圧が生じます。同じように、ベテルギウスの彩層は、非常に荒れています。

 STISスペクトルは、乱気流の速度が、局所的に音速よりも速いことを示します。

 この超音速乱気流は、衝撃の走破に起因したかまたは、新しく発見された暖かいガスと冷えたガスの間のエネルギーの流れに起因する可能性がありました。

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