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 このページは、今日の宇宙画像
2005924日号 です。
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2002年6月15日開設
2005年8月15日改訂

2005924日号
織田信長の様に短くも強烈な
生涯星のクレセント星雲

項目 星雲
主題 発光星雲
出典 ハッブル、チャンドラ、NOAO
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At the Edge of the Crescent Nebula
Credit: Brian D. Moore (ASU) et al., WFPC2, HST, NASA
Explanation
The Crescent Nebula is a rapidly expanding shell of gas surrounding a dying star. A bright dynamic part of the nebula three light-years across is shown in representative color. The Crescent Nebula began to form about 250,000 years ago as central Wolf-Rayet star WR 136 began to shed its outer envelope in a strong stellar wind, expelling the equivalent of our Sun's mass every 10,000 years. This wind has been impacting surrounding interstellar gas, compacting it into a series of complex shells, and lighting it up. The Crescent Nebula, also known as NGC 6888, lies about 4,700 light-years away in the constellation of Cygnus and can only be seen through a telescope. Star WR 136 will probably undergo a supernova explosion sometime in the next million years.
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 今日の宇宙画像は、大規模な星が超新星爆発をする前の星雲模様です。
 源の星は、短い生涯でも強烈な影響を周囲に及ぼしているようです。
 それは、戦国時代をその強烈な個性で終結させた織田信長のような生涯に似ているのかもしれません。
 もちろん、年数的には遥かにこの星雲の親星が長じています。
 私たちの知識では、この星雲よりも織田信長が先になるので、比喩として用いました。
 話を転じて、今日の主題画像のオレンジ色の雲の上部の姿が、なんとなく右手に扇をかざして能を舞っている信長の様にも見えます。
 また、オレンジ色全体では犬面模様に、ハッブルの星雲画像では、見たことがありそうな動物の顔面模様に、白黒画像は、反省している類人猿に見えますね。
 宇宙芸術、星雲模様の楽しみ方のひとつかもしれません。

 2005年 9月25日 t.sasaki


クレセント星雲の端に
画像の説明

 クレセント星雲は、瀕死の星を囲んでいるガスの速く広がっている殻です。
 星雲の3光年範囲の明るいダイナミックな一部が、代表的な色で示されています。
 クレセント星雲は、中心のウォルフ・ライエ星(WR 136)が強い星の風で、その外の層を放棄し始めたときになるおよそ250,000年前にでき始めて、10,000年ごとに私たちの太陽に等しい分の質量を放出しました。
 この風は、周囲の恒星間のガスに衝撃を与えて、一連の複雑な殻の構成の中に入って、星雲を照らしました。
 クレセント星雲(別名NGC 6888)は、星座白鳥座内においておよそ4,700光年離れて位置し、望遠鏡を通して見ることができるだけです。
 星のWR 136は、多分これからの100万年近辺で、超新星爆発を経験するでしょう。



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 大規模な星々は、短くても素晴らしい生涯を送ります。

 このX線の青と光学の赤と緑の複合画像は、視野の右下に位置している大規模な星のHD 192163(別名WR 136星)から吹いている強力な風が作るクレセント星雲の一部分で、巨大なガスの殻を劇的な詳細で示しています。

 この星雲を作った星HD 192163は、誕生からたったの450万年後、私たちの太陽の1000分の1の短い期間で、超新星大変動へとその性急な突進を開始しました。

 最初に、それは赤色超巨星になるために非常に広がって、毎時およそ3万キロメートルでその外の層を噴射しました。

 たぶんその20万年後、通常の星の生涯では瞬きの一瞬で、星の露出した熱い内部の層からの激しい放射が、毎時500万キロメートル以上の速度でガスを押しのけ始めました。

 この高速の「星の風」が、より遅い赤色超巨星の風に突っ込んだ時に、濃い殻が成形されました。

 画像内で、一部の殻が、赤で示されています。

Credit: NASA/UIUC/SDSU/MLO et al.
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 衝突の力は、濃い殻から外部へ移動して緑色の繊維状の構造を作り出す衝撃波と、内部に移動して摂氏百万度のX線を放出するガス(青)の泡を生み出す衝撃波の2つの衝撃波をつくりました。

 最も明るいX線放出は、ガスの圧縮した殻の最も濃い部分に近くて、熱いガスが殻から物質を蒸発させていることを示します。

 星雲を生産した大規模な星のHD 192163は、星雲の全範囲画像の中央に明るい点として現れます。

 HD 192163は、およそ100万年で超新星としてたぶん爆発します。

 この画像は、天文学者がこのプレ超新星の規模、エネルギー、ガスを取り巻く殻の構成についての決定を可能にします。

 そのような環境の理解は、超新星とその面影(遺物)の観察を解釈する重要なデータを提供します。


 ハッブル宇宙望遠鏡は、私たちの天の川銀河で星の解体領域の眺めを撮りました。

 そこでは、その生涯の終わりに近づいた大規模な星が、およそ25万年前に強い風で吹き飛ばした物質の殻の囲みをバラバラにしています。

 クレセント星雲(NGC 6888)と呼ばれる物質の殻が、「屈強」で年老いた星のWR 136を取り囲みます。WR星とは、Wolf-Rayet(ウォルフ・ライエ)と呼ばれる超高温星のとても稀有で短命な種類の星です。

 ハッブルの多色画像は、先例のない明瞭さで物質の殻が、青く見えるガスの薄い「皮膜」ですっかり覆い隠されたフィラメントと濃い塊りのネットワークであることを明らかにします。

 全体の構造は、風船、レーズン、納豆のようにも見えます。また、皮膜は、紫外線でWR 136に撃たれているので白熱しています。

 ハッブルの眺めは、星雲体系の北東の先端で、およそ3光年範囲の小さい区域です。

 右下の地上の望遠鏡で撮った画像は、星雲のほとんど全景を表しています。

 全体の構造は、幅がおよそ16光年で長さがおよそ25光年です。

 NGC 6888の中央近くの明るい点が、星のWR 136です。

 左上の角の白い輪郭は、ハッブルの眺めを示します。

Credit: Brian D. Moore (ASU) et al., WFPC2, HST, NASA
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 ハッブルの鮮明な映像は、科学者が、この複合システムの複雑な詳細を徹底調査するのを可能にします。そして、そのことは、星々の寿命と私たちの銀河の進化に対するこれらの影響の理解にとって重要です。

 WR 136は、その生涯の後期の時代を通じて明るい物質のこの網模様の星雲を生み出しました。

 膨張した赤色超巨星として、WR 136は、絶えず穏やかにその巨体の一部を吹きつけて、それらは星を囲んで腰を落ちつけました。

 星が超巨星からウォルフ・ライエに至る経過の時に、その表層から解き放つ荷電粒子の流れで激しい星の風を展開して、凄まじい割合で物質を放出し始めました。

 星は、時間につき610万キロメートルの速度で物質を放出し始めて、10,000年ごとに私たちの太陽と等しい質量を減らしました。

 それから、星の風は、星を囲む物質と衝突して、薄い殻に入ってそれらを掃きました。その殻は、画像で見られる明るい塊りの網状組織へとバラバラに砕けました。

 ウォルフ・ライエ星の現代の強風は、今ではもはや殻の外側の端に追いついて、この画像の右上の舌形の物質のように流れの通過で物質をはぎ取っています。

 星の風は、殻の外側に動き続けて、より多くの物質に激しくぶつかって、衝撃波をつくります。この強烈な力は、画像で青色に見られるような明るい星雲を包むとても熱く白熱した皮膜を作り出します。

 衝撃波は、音の速度を上回るジェット機で生じるソニックブームに類似しています。宇宙環境では、このブームは、聞くよりもむしろ、目撃することになります。

 衝撃波がそれを打つまでを映像で見るには、外の物質があまりに薄いです。

 宇宙での衝突とそれに続く衝撃波は、大量の物質が見える殻の外にあることを示唆しています。

 この物質の発見は、太陽の4倍の質量がある全体の殻の質量と赤色超巨星であった時の太陽の15倍の質量との差について、星が失った物質の量との間の不一致を説明するかもしれません。

 星雲の短期の運命は、それほど素晴らしくはありません。

 物質の塊りを過ぎた星の風は、周辺の圧力を落とします。圧力の減少は、塊りが広がることを意味し、星雲の明るさが、間断なく低下に至って、おそらく不可視性へと衰えます。

 将来、ウォルフ・ライエ星が完全に強力な超新星爆発で自滅する時に、その強力な爆風波によって殻は圧縮されて、再び現在の様に白熱し始めるかもしれません。

 星雲は、星座白鳥座内に地球から4,700光年離れて位置します。

 もし、星雲が肉眼に見えるならば、それは、空で満月の4分の1くらいの楕円の大きさで見えるでしょう。

 ハッブルの観察は、1995年6月に広角フィールド・平床式マイクロ・フィルム・カメラ2で行われました。

 この合成画像では、ガスの電子を原子から剥ぎ取る過程であるイオン化状態と一致させるために、最も高いイオン化の観察を青、最も低いイオン化の観察を赤で表しています。

 この画像は、クレセント星雲の全面的なフィールドのX線と光学の合成画像です。

 このX線と光学の合成画像は、クレセント星雲のチャンドラ観察の範囲部分を示します。

 全ての星雲の画像は、ラグーン山で1メートルの望遠鏡で撮った光学の画像です。

 星雲を生み出した大規模な星のHD 192163は、画像の中央に明るい点として現れています。
Credit: NASA/UIUC/SDSU/MLO et al.
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 この画像は、クレセント星雲のチャンドラX線画像です。

 この拡大範囲のチャンドラX線画像は、クレセント星雲の一部の劇的な詳細を現します。

 大規模な星(HD 192163)から吹いている強力な風は、この星雲をつくりました。

 およそ40万年前、HD 192163は、赤色超巨星になる過程として非常に広がって、毎時およそ3万キロメートルでその外の層を放出しました。

 およそ20万年後に、星の露出した熱い内部の層からの激しい放射が、毎時500万キロメートル以上の速度でガスを押しのけ始めました。

 画像の範囲は、ほぼ8.2弧分平方です。
Credit: NASA/UIUC et al.
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 このクレセント星雲の広視野画像は、NOAOのキット・ピーク0.9メートル望遠鏡で、モザイクCCDカメラを用いて映像データを得ました。

 別名NGC6888として知られているこの星雲は、ウォルフ・ライエ星のWR 136(星雲中央の明るい星)からの強い星の風がエネルギーを与えているガスの殻です。

 ウォルフ・ライエ星は、それらの外の層を吹き飛ばしている非常に熱くて大規模な星です。

 この画像では、北が下に、東が右になります。

 この画像は、水素-アルファ(赤)、酸素[ O III ](青)と硫黄[ S II ](黄)の輝線映像を結合することによって組み立てられました。

Credit: NOAO/AUI/NSF/AURA
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 この画像は、ラグーン山の望遠鏡で撮った光学のクレセント星雲の全景です。
Credit: SDSU/MLO et al.
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