関連ビデオは、銀河面が5つの構成要素で16区分にバラバラにされた画像をつなぎ合わせて作りました。

 前半が南半球の、中程が赤道中心の、後半が北半球の夜空に浮かぶ天の川です。

 この画像では、上の2区分が北半球、中央と上下各1区分の半分ほどが赤道周辺、下2区分が南半球の夜空の天の川になります。

 さらに、このデータでは、2度×120度の狭い空範囲ですが、天の川銀河の50パーセント以上を示しています。

 映像に広がる赤い霞は、多環芳香族炭化水素と呼ばれる有機分子から生まれ、大規模な赤ちゃん星からの光によって照らされます。

 これらの分子は、地球上で自動車の排気ガスやバーベキュー焼き網の黒こげ等に見られ、どこでもカーボン分子は、不完全燃焼します。

Source : NASA/JPL-Caltech/Univ. of Wisconsin
Processing : Planet Terra Memoirs, the-cosmos.org
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 黒い区画の密集しているところは、スピッツァーの過敏な赤外線の目でさえ、突き通せない宇宙塵雲が覆い隠しています。

 映像を通した白の明るい弧は、大規模な星の保育器です。

 ビデオの中程、この画像の中央で濃密に浮かぶ青っぽい白霞は、銀河中央の方の古い星の個体群からの星明りです。

 これまで私たちの太陽系は、外縁に近い星の過疎田舎と思われていましたが、中央と外縁の中間の星の都会だったと、最近わかりました。

 天の川は、真上あるいは真下から見るならば、とても綺麗な渦巻き状の銀河のようです。
 銀河中央から2つの大きな螺旋腕が広がり、それらの螺旋腕からさらに小さな螺旋腕が、小枝のように伸びています。
 私たちの太陽系は、オリオンの小枝の中にあります。

 この映像でもわかるように、天の川銀河は至る所で星の誕生が見られ、宇宙の古参銀河の中でも若人銀河に引けをとらないようです。

 絶えることなく星々が誕生し続けているということは、星を取り巻く惑星も誕生していることになります。
 天の川銀河の4000億を超す星々には、それ以上の惑星があり、地球型惑星は最低でも20パーセントの星にあります。

 宇宙が開闢して137億年、その歴史の中で生命の存在する惑星や衛星は、私たち太陽系の惑星地球だけではない。

 この天の川に、この宇宙に、遍く存在し続けている。


 この映像データは、スピッツァーの赤外線配列カメラで得られました。
 映像は、3.6ミクロンの青、4.5ミクロンの緑、5.8ミクロンのオレンジ、8.0ミクロンの赤の光の4色複合です。

 Source : NASA/JPL-Caltech/Univ. of Wisconsin
Processing : Planet Terra Memoirs, the-cosmos.org

More than 444,580 frames from NASA's Spitzer Space Telescope were stitched together to create this portrait of the raging star-formation occurring in the inner Milky Way.

As inhabitants of a flat galactic disk, Earth and its solar system have an edge-on view of their host galaxy, like looking a glass dish from its edge.

From our perspective, most of the galaxy is condensed into a blurry narrow band of light that stretches completely around the sky, also known as the galactic plane.


 スピッツァー宇宙望遠鏡による444,580以上のフレームの継ぎ合わせは、天の川内部で起こっている激しい星誕生の肖像を生み出しました。

 地球と太陽系の住民は、ホスト銀河を端から皿を見るような真横の平らな銀河円盤の眺めがあります。

 私たちの展望から、天の川のほとんどは、銀河面を囲んで空一面に広がる光のぼんやりした狭い帯に凝縮されます。
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 今日の宇宙画像は、私たちの住む天の川銀河を知るシリーズの2日目です。
 主題画像、関連画像、ビデオは、私たちが普段目にする夜空の天の川の光景ではありません。
 スピッツァー宇宙望遠鏡による赤外線の目で見た天の川です。
 鮮やかな色彩に目を奪われがちになりますが、点のように写っている天の川の星は、オリジナルの40メガバイトを超す画像で、一つ一つ数えることができるほどです。
 また、これまで一つの光の点に見えていたところが、いくつもの星の光の集まりとして現れています。

 さらには、厚い宇宙塵雲を赤外線の目が透過しているので、大規模な星があちらこちらで誕生しているのが手に取るように見ることもできます。
 関連画像でわかるように、オリジナル画像は、天の川を16分割しています。ビデオは、それを横一列に組み直して長尺録画しました。
 全天のわずか2度×120度の空範囲ですが、それでも天の川銀河の50%以上を最高解像度・最高感度で見ることができました。

 これらの画像で、識別できる生まれたばかりの星は、私たちの太陽よりも10倍以上も大規模、つまり、重たい星々で、宇宙時間尺度で長くて数千万年と非常に短命です。
 これらの画像に現れない太陽のような星々もあちらこちらで誕生しています。そしてその数は、これらの画像で識別できる大規模な星よりも遙かに多いのです。

 私たちと同じ町内(例えば、天の川を日本列島規模とするならば東京都千代田区永田町の範囲)とも言えるオリオン星雲の中でも、ハッブル画像で生まれたばかりの太陽のような規模の星の揺りかごを10個以上視認することができます。
 それらの赤ちゃん星の揺りかごについては、この天の川を知るシリーズで後日見てみたいと思います。

 僅か1500光年の町内で、太陽のような規模の星の赤ちゃんが豊富なことは、生命の子種に溢れていると言えるでしょう。

 太陽が誕生して45億年、当然同時期にこの天の川でも4000億個を単純に割るならば毎年90個の星が誕生し、半数以上が太陽のような規模の星でそのうち最低の20%に地球型惑星があると推定するならば、生命誕生の奇跡が天の川銀河の中でもどこの馬の骨かもわからないようなちっぽけな私たち太陽系の、さらにに吹けば飛ばされる微塵の惑星地球だけの40億分の1とは、totoのBIGの確率よりも悲惨な天地がひっくり返った非もしくは超科学的確率になります。(日頃文節の長い英文に苦しめられているため、たまには、英訳で苦しむくらいの日本文にしてみました。)

 この宇宙で、いや、もっと狭いちっぽけなこの天の川銀河の中で、生命が居るのは惑星地球だけという天上天下唯我独尊は、宇宙の常識から見るならば『傍若無人』『自己中心』の天然見本とも言えるでしょう。


 宇宙は、『傍若無人』『自己中心』の惑星地球の知的生命体だけのためにあるのではありません。

 私たちの宿主銀河、天の川は、そのようなことも伝えようとしています。


 2008年7月28日 t.sasaki

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2008728日号

宿命・星誕生で荒れ狂う天の川の内部

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宿命・星誕生で荒れ狂う天の川の内部
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 このページの高画質ビデオは、全画面でも画質がそれほど落ちません。全画面でESCキーを押すと元に戻ります。
オリジナル画
オリジナルは24752×13520の40メガバイト超です。ソフトによってはフリーズします。
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ビデオ用に16分割をつなぎ合わせた画像 この表示はブラウザ用に縦横の縮小を異ならせています
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