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このページは、今日の地球画像
2005
1020日号
 です。
2002年6月15日開設
2005年8月15日改訂
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今日の地球画像
2005
1020日号

アデリン・ペンギンの
南極探検の歴史と氷床縮小リポート

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 みなさぁ〜ん、こんにちわぁ〜〜。

 南極からリポートするアデリンでぇ〜す。聞こえていますかぁ〜?

 えっ、大声ださなくてもいいの?
 なら、先に言ってよね。じゃ、最初からね。


 皆さんこんにちは。

 2005年の春真っ盛りの南極からリポートするアデリンです。

 今日は、今日の地球画像(なんか変)が制作を忘れていたらしくて、急遽、僕たちに記事の送信を依頼してきたので、予定外の南極リポートです。

 急にリポートしろたって、できるわけないしぃ〜困るんだよね。

 仲間を隠し撮りしたけれど、見つかってカメラを取り上げられちゃうし・・・

 画像のない今日の地球画像というのも騙しになるし・・・

 でも、これからも南極について取り上げてもらって僕らの環境をみんなに考えてもらいたいので、今日は、え〜と・・・最初の南極探検、スコットの最後の探検などの記録画像で、南極世界についてお話をしたいと思います。

Credit: Michael Van Woert, NOAA NESDIS, ORA
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 探検と調査の世紀が、その後に続きましたけれども、いわゆる第7の大陸についてはそれでもなおまだ、未知のままです。

 今日、地球温暖化に関して広がる懸念の反応としての注目は、南極大陸の最も明らかな特徴であるその氷に集中しています。

 アメリカの地質調査データ表によると南極氷床は、世界の中の氷の最大の量と規模で、地球の淡水の70パーセントを貯蔵し、それらの氷が全て解けたならば、地球の海面が65メートル以上も上昇します。

 もし、南極氷床が縮小しているならば、それは海面の重大な上昇を引き起こす可能性があります。

 衛星データの出現以前に、科学者は、南極大陸の変化する氷床のモニターでは、まばらな場所での測定値だけしか持ち得ませんでした。

 1950年代以来、現地の関係者は、氷床の中間から海岸へ流れる氷河に棒を打って、棒の変化する位置を決定していました。

 南極大陸は、およそアメリカ合衆国とメキシコを統合した広さで、また、極寒の冷凍大陸上で現地調査を行う挑戦は、厳しさの極みで、モニターできる氷河の数を制限しました。

水平線の氷山と流氷 1897年から1899年の航海日誌より
Credit : NOAA
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 アーネスト・シャクルトン卿が、不幸なエンドランス号で出帆するほぼ20年前の1897年8月に、クルーと科学者の国際グループは、ベルギカと呼ばれて補強された捕鯨船で南極大陸に向かってベルギーのアントワープを出発しました。

 翌年の春、彼らの船は、変化する危険な積氷で動けなくなりました。

 しかし、船長のアドリアン・デ・ジェルラシュは、そのような過酷な世界の状況を好機として歓迎しました。

 彼のクルーは、南極大陸で冬を過ごして、南極気象学について初めての一年中の測定値を作りました。

 けれどもそれは、彼の信頼できる船が、1年の全期間氷の世界に閉じ込められ、クルーが必死になって氷を砕き溝を作って水の世界に解放されるというデ・ジェルラシュが予測しなかった事態もありました。

 探検隊はかろうじて災難を回避して、国際クルーの2人を除いた他のクルーは、1899年に無事に帰国できましたが、船は生物学の見本と岩石のサンプルで水面すれすれになるまで重くなっていました。

 結果として、彼らの探検は、南極大陸で最初の科学的な遠征になりました。

1898年11月19日、氷に閉じ込められたベルギカ
Credit : NOAA
オリジナル画像

 しかし、最近の衛星によるデータは、南極大陸の新しい眺めと南極の莫大な氷床が、どのように将来の気候変化で応答する可能性があるかを提供します。

 ベルギカが出帆してからちょうど1世紀後の1997年に、デ・ジェルラシュとクルーのそれに類似した国際科学の協同の精神で、カナダの衛星RADARSAT-1が南極大陸の全てのレーダー映像をまとめました。

 南極マッピング飛行(AMM-1)は、18日間だけで南極大陸の最初の完全な高解像度レーダー図を作り出して、科学者に全ての南極氷床について初めての一見を与えました。

 実際に前例がないレーダーと他の人工衛星観測による素晴らしい成果は、それらが極めて高い分解能で大陸の規模情況を提供したことです。

 科学者は、さらに2000年のAMM-1に続く南極マッピング修正飛行(MAMM)で、RADARSAT-1の能力を利用しました。

南極光。E. H.シャクルトン(1909年)
Credit : NOAA
オリジナル画像

 MAMMは、2つの大望をゴールにしていました。

 第一は、MAMM飛行で、AMM-1以来と以前の衛星飛行によるの南極の内陸氷の変化を識別するための南極大陸周辺の高解像度映像の生成でした。

 第二には、MAMMによるユニークな干渉法レーダー・データで南極大陸の氷の流動速度を計測することでした。

 ラーセンB氷棚の高度で明らかになった崩壊は、南極大陸の氷棚が、未曽有の後退を経ているかもしれないという驚くべき証拠を提供しました。

 グラスに溶け込んでいる角氷が飲み物の水位を上げないと同じように、南極大陸の沿岸にへばり付く氷の大きな浮かぶ薄板の氷棚は、それらが溶ける時でも直接、海水面の上昇に影響しません。

南極ペンギンたちの帰宅。E. H.シャクルトン(1909年)
Credit : NOAA
オリジナル画像

 しかし、氷棚の崩壊は、内陸氷がたくさんの浮いている氷によってその岸で停滞するよりもむしろ今後は、より速く海洋に流入することになるのかもしれません。

 MAMMは、私たちに海岸の氷棚の消失が、内部の氷床に影響を及ぼすかどうかを今後もデータで示すでしょう。

 内部の氷床が海に抜け落ち始めるならば、海面は明らかに上昇します。

 これは、先のハリケーン・カタリーナがニューオリンズを洪水で襲った以上に、ハリケーンの影響がないオランダなどの低地の居住者に回復が不可能な困難を強いることにもなります。

 氷床の現在の量均衡と南極の氷床に影響を及ぼす要因の理解が、今後どのように氷床の量均衡が変化するかの予測につながります。

 氷河の量均衡は、毎年氷河の表面に蓄積する雪の量と氷河の末端から溶けたり離れたりする氷の量との間のバランスを反映し、氷河の健康診断の基準になります。

氷脚上へ跳ぶペンギン。スコットの最後の探検(1913年)。
カメラマン:Dr. Levick
Credit : NOAA
オリジナル画像

 氷河は、放出するよりも多くの雪と氷を蓄積する場合は、陽性の量均衡があると考えられおり、また、毎年多くの量を獲得すると共に成長します。

 対照的に、陰性の量均衡を伴う氷河は、縮小して次々に、世界的な海面上昇の一因となります。

 グリーンランドや南極大陸を覆っている巨大な氷床の量均衡を測定することが困難なので、それらが、より小さくなっているかどうかは不明です。

 量均衡の計測は難しくて、特に将来の量均衡の予測は、非常に難しいことになります。

 科学者たちは、南極大陸の氷流動がどれくらいの速度で海へ氷を移動させているかを推測するために、MAMMデータと干渉計使用法と呼ばれる技術を用いました。

 低速で地表上を移動する速度を計算する干渉計使用法は、地上点と衛星との間の距離における非常に微妙な変化を高い感度で測定するのに用いられます。

エレボス山とペンギン。スコットの最後の探検(1913年)。
カメラマン:F. Debenham
Credit : NOAA
オリジナル画像

 実際に、24日間で僅か数センチメートルの変化しかなかった氷移動を測ることができました。

 実際、ラーセンB氷棚の突然の崩壊が実証するように、南極大陸の表面は、数十年でも、年間でも、月間でさえも極端に変化します。

 MAMMデータを用いた調査は、南極大陸の海岸に沿って弱く浮いている氷棚のように、南極大陸の動きの速い氷流動も、また、急激な変化を受けることを明らかにしました。

 南極大陸が、10年も経たないで驚くべき変化を見せていました。いくつかの氷流動が、速度を上げている一方で、他の氷流動は、速度を落としていました。

 科学者たちは、巨大なロス氷原を養っている氷河の移動を計測するために、MAMMレーダー・データを使用しました。

 氷河は、川のような流域がありました。速い本流の氷流動は、年につき最高800メートルの移動があり、支流はそれらよりも遅い流動でした。

 2002年1月のサイエンスで発表された研究論文では、巨大なロス氷原を養ういくつかの氷流動の速度を測定するために干渉計使用法を用いていました。

 論文の著者は、これらの氷流動がとてもゆっくりと移動しており、以前に現地測定で示されたよりも、より少ない氷放出の発見を報告しました。

 氷流動は、外見上、この25年の間に25パーセントも減速して、最近、勢いを失っていました。

 科学者、南極の氷床近くの地域が当分の間、陽性の量均衡があると結論しました。それは、ニューオーリンズやオランダのような低地の居住者にとって良いニュースかもしれませんけれども、広大な広さのロス氷原にとっては悪いニュースかもしれません。

 氷流動が、氷棚へより少ない氷を運んでいるならば、それは恐らく今後、崩壊するかもしれません。

 科学者の業績は、氷棚と氷流動内の変動が異常でないことを明らかにします。

 AMM-1とMAMM映像をより古いデータと比較した時、氷棚が退却し進み、それから、再び退却していることを示しました。

 更に、氷流動は、海岸から遠くの外へ押していて、それから不可解な退却を見せていました。


 ラーセンBの崩壊のような出来事が、全世界の気候変化とどのような関係があるかを理解するために、科学者は、以下の2つの困難な質問に答えなければなりません。

 ひとつは、同じ種類の変更が、南極大陸を横切って同時に生じているのか、それとも、氷床の動きが地域によって変化していのかです。

 もうひとつは、氷棚の損失に対する長期的な傾向のラーセンB崩壊部分があったのか、あるいは、それが回復して南極氷床が安定した状態の継続を明らかにしているかです。

 これらの質問の答えに対して最終的に手を届けるのは、継続する衛星観察となるでしよう。

 私たちは、衛星観察の数十年間を経過する段階に接近しています。

 それは、科学者のみならず私たちが、南極氷床の傾向と一時的あるいは不規則な事象を区別し理解できることにもなります。

エドワード・ウィルソンによるアザラシの水彩絵。ウィルソンは、不運なロバート・スコット探検隊のメンバーでした。
Credit : Michael Van Woert, NOAA NESDIS, ORA
オリジナル画像

 しかし、私たちが忘れがちなことがあります。

 それは、かつての南極は、温暖な気候に恵まれた自然豊かな大陸だったということです。

 現在の南極にその面影を見ることはできませんが、極寒の大陸でも氷は確実に溶けます。

 氷の大陸が古代の自然豊かな大陸に戻るとき、私たちの陸地は、海底になります。


 古代の南極大陸を見るか、極寒の大陸を維持し私たちの居住地を陸地のままにしておくかの選択は、私たちの子孫にあるのではなく私たちの世代が握っているのです。


 私たちの快適さが、極寒の大陸の氷を溶かします。

 極地の氷が解け続けるのを止めるのは、地球環境と真摯に向き合う惑星地球の知的生命体の全姿勢でもあり、避けてはならない課題です。

エドワード・ウィルソンによるペンギンを追うヒョウアザラシの水彩絵。
Credit : Michael Van Woert, NOAA NESDIS, ORA
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