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このページは、今日の地球画像
2007
1011日号
 です。
2002年6月15日開設
2005年8月15日改訂
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今日の地球画像
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これが世界最小「独立国」
シーランド公国波乱万丈物語だ

2007
1011日号
 今日の地球画像は、惑星地球の最小独立国家についてです。

 その国は、歴史に翻弄され今も路頭に迷いそうなシーランド公国です。

 シーランド公国は、華やかな歴史をもつユニークな極小の超ミニ国です。

 イギリスの東部海岸からおよそ10キロメートルの北海沖合いに位置するその「国」は、第二次世界大戦時に英国海軍によって築かれた海上要塞4つのうちの1つです。

 それは、元々ラフタワー(粗塔)と呼ばれていて、イギリス沖で海に施設するドイツの水雷をモニターし報告するのに用いられました。

 戦争中、この「地」には、150人から300人の「国民」とレーダー設備、2つの6インチ砲と2筒の40mm対空自動大砲の故郷でした。

 しかし、1956年に英国海軍が放棄した後に、公海上のこの人工島は、海賊放送の住処、乗っ取り、独立宣言の的になり、クーデターなどがありその「国」自体がミニチュア戦争の地でした。
Source : The Principality of Sealand
Processing : Planet Terra Memoirs, the-cosmos.org
シーランド公国全景  拡大画像
2006年6月23日のシーランド公国の大火災とその後の国内状況
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Source : The Royal National Lifeboat Institution
Processing : Planet Terra Memoirs, the-cosmos.org
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Source : The Principality of Sealand
Processing : Planet Terra Memoirs, the-cosmos.org

 2006年6月23日、老朽化した発電機から火災が発生し、友好関係国の英国沿岸警備隊の消防船や救助船の支援により、大惨事撃沈を逃れることができました。
 そして6月25日には、ロイ・ベイツ公とジョーン・ベイツ公妃夫妻が隠居先のスペインから国に戻り、7月末には発電機や焼失した配線系統の復旧が完了しました。

 その後諸般の事情から、2007年1月8日にシーランド公国は、6,500万ポンド(日本円換算で156億円)で公売に出されましたけれども、現在までに売買公布がありません

 今でもスウェーデンの海賊サイトが買収に名乗り出ていますが、全く資金が不足しているため買収予定のシーランド公国の公民権を販売し調達しようとしています。

 どうも、出足が芳しくないようで50,000アメリカドル(日本円換算で600万円)からオークションを開始してほしいと同サイトでは、泣きを入れています。

 このシーランド公国の存亡危機に対して、日本在住の同公国の西川きよし伯爵は、なんらのアクションも起こしていないようです。伯爵の身であるにもかかわらず、祖国の危機を救うナイトにならないのならば、公国の爵位を返上すべきと思いますが、皆様はどのようなご意見でしょうか?

 全地球規模で世論調査を実施したいところですが、当サイトの補正予算審議の議題にも遡上しないために、はてなアンケートを行うことができず、また、不偏不党の風見鶏任せの立場上、同国と在来各国との外交友好平和条約締結の手助けもできず、公国の錆腐を傍観するしかないようです。

 今日の地球画像としては、日の目を見る注目で良識ある各国が外交テーブルに着くお茶飲み話になるように、この報道に一縷の望みを託しています。

 シーランド公国の構造は、専門的にはこの要塞を築くために配備された非常に大きな沈没船です。

 それは、デッキで上部を覆った2つの空洞コンクリートタワー構造で、レッドライオン埠頭において潜函艀を1942年に造り、その後に現地(現海上)で他の構造が加えられました。

 ツイン・タワーは、それぞれ7階構造で、食堂、宿泊設備、保管域、発電機、軍需品を貯蔵していました。

 要塞が完成した時、3隻のタグボートが海岸から10キロメートルの沖合いまで牽引し、構造が安定するようにそれらの浮揚函を土台として海底上に沈めました。
Source : The Principality of Sealand
Processing : Planet Terra Memoirs, the-cosmos.org
シーランド公国の「裏門」  拡大画像
 それまでのラフタワーの戦時任務が終わり、英国海軍がこの地から一掃したので、数年間無占有の状態でした。

 そして、1967年のある日に、近くに停泊して海賊放送をしていたラジオ・キャスターの集団が、最初にこの「土地」に住み着きました。その後、必要物資をヘリコプターの輸送に頼りました。

 しかし、その年の9月に、元英国陸軍少佐でロイ・ベイツという競争相手の海賊放送のキャスターが、武力でラフタワーの不法滞在者を立ち退かせ、自身がこの「土地」の不法居住者になりました。
Source : The Principality of Sealand
Processing : Planet Terra Memoirs, the-cosmos.org
シーランド公国の国旗  拡大画像

 翌年、マイケル・ベイツ「摂政王子」が、タワーに接近した英国沿岸警備隊(トリニティハウス)に警告発砲した時、この自ら宣言した国の合法性の試金石になったと考えられています。

 この発砲宣戦布告が、ロイ・ベイツ「公」がイギリス本土に次に上陸した時、彼の逮捕に結びつきました。

 イギリスは、ロイ・ベイツ「公」らを強制的に立ち退かせようと裁判に訴えましたが、1968年11月25日に出された判決では、シーランドがイギリスの領海外に存在していること、そして、イギリスを含めて周辺諸国がこの「地」の領有を主張していなかったことにより、イギリス司法の管轄外とされました。

 それは、イギリス司法の及ばない空白地帯の公海上であり、シーランド公国は、この時をもって独立を達成したとなるのかもしれません。(したがって以下の文章からは、「公」「国家」等のシーランド公国に関する記述で「」を取り外すことにします。)

 イギリス当局は、この判決に対して上訴しないことを決定し、これが望ましくない先例に至ったかもしれません。

 事態は、その後、暫らくの間は比較的に静かでした。

 ロイ公は、国家を利用しようとする密輸船を含む幾つかの不法者グループに接近されましたが、全て追い払いました。

 ロイ公は、英国を害する何もしないと主張したことにもなりました。
Source : Yahoo Map
Processing : Planet Terra Memoirs, the-cosmos.org
シーランド公国の衛星偵察映像  拡大画像
 ロイ・ベイツは、以前に別の海上の艀からレディオ・エセックスという低出力放送局を運営していました。しかし、そこは英国の領海3マイル内にあって、彼は捕らえられ罰金を科されました。

 それで、彼と彼の15才の息子マイケルは、装備を集めて、ラフタワーに牽引し、長い戦争の後にこの「地」の支配を引き継ぎました。

 しかし、イギリスの法律が半径3マイル外でさえ違法な海上の海賊放送を摘発処罰する改正が行われたので、このタワーは海賊放送のキーステーションになることができませんでした。

 それにもかかわらず、ロイ・ベイツは、ラフタワーの支配権を維持し、この「地」をシーランド公国としてイギリスからの国家独立宣言を公布しました。

 この独立宣言の国際法の根拠は、建造国のイギリスがその占有権を放棄していた公海上の要塞が、顧問弁護士による「主権の不履行」を起因とする早い者勝ちで「国家」を支配できるとの助言から、ロイ・ベイツ「公」が当時の法律の隙間をついたものでした。

 しかもこの要塞が、イギリスの治外法権下にあったので、英国海軍はどうすることもできませんでした。

 ロイ・ベイツ「公」に煮え湯を飲まされた英国海軍は、類似した乗っ取りを防ぐために、3マイルの境界線を越えて立っていた他の要塞を破壊しました。
Source : Wikipedia
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シーランド公国の領海  拡大画像
 急派された一人は、シーランド公国上で空中停止している大きいヘリコプターを見ましたと報告しました。

 事態は、非常に不審の兆しを見せ始めていました。

 数日後に、ロイ公たちにマイケル摂政王子から連絡があった時、彼らの心配が現実だったと確認されました。

 シーランド公国に上陸したヘリコプターからは、ロイ公からのテレックスを持つと主張しました。

 しかし、着陸すると同時に、ロイ公が任命したアレキサンダー・G・アカンバーク「首相」が寝返りを打って、無法者どもを支援しました。

 侵略者は、食物や水を与えずに3日の間個室にマイケル摂政王子を閉じ込め、それから、お金もパスポートも取り上げて、オランダ船籍の船で彼をオランダに置き去りにしました。
Source : The Principality of Sealand
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シーランド公国の国際空港  拡大画像
 シーランド公国は、1975年に公国の憲法を宣言し、翌年に国旗、国歌、郵便切手、通貨、パスポートを展開しました。

 国家の紋章は、、「Eマレ・リーベルタース(イギリス海からの開放)」、つまり「自由の海」を意味し、シーランド公国の国民的標語を含むようにデザインされました。

 独立が宣言された約10年後の1978年の8月に、ロイ公は、ビジネス提案を受け入れるために彼に飛行機でオーストリアに行ってほしいというドイツとオランダのダイヤモンド商の合弁企業の接近を受けました。

 それから数日後にロイ公と妻のジョーン公妃がオーストリアに到着し、会合を手配した5人の出迎えを受けたけれども、会合の間は誰からもビジネス提案に関する言葉も無くなく過ぎました。

 居ても立ってもいられないような胸騒ぎに襲われたロイ公とジョーン公妃は、故国のシーランド公国に居る息子のマイケル摂政王子と連絡をとろうとしましたが、その当時には、故国に電話や無線が無かったので、友好国になっていた英国の地元の漁師と沿岸警備隊を呼ばなければなりませんでした。
Source : The Principality of Sealand
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シーランド公国の紋章  拡大画像
 ベイツ一族は、ジェームズ・ボンド映画の若干の研究をして、シーランド公国に戻ったヘリコプター操縦士を含めて、彼らの国を取り戻すため要塞を襲撃する武装援助を求めました。

 国家軍が到着した時、マイケル摂政王子はロープを滑り降りて武装したデッキ上の侵略者たちにショットガンを発砲しました。

 国家軍の素早い攻撃に圧倒された侵略者たちは、略奪を放棄させられ捕虜になりました。そして、侵略者の故国が、彼らの命乞いを請願したので、シーランド公国は侵略者を追放しました。

 ロイ公は、1982年のフォークランド紛争の間、アルゼンチン人の集団に侵略接近されたけれども、1978年の公国奪還短期決戦以上の興奮もありませんでした。

 アルゼンチン人の集団は、武力行使では無く、シーランド公国を買って、「英国上陸作戦の橋頭堡」のキャンプ地にしたいとロイ公に交渉しました。

 しかし、国家元首のロイ公は、一瞥して彼らを追い払いました。
Source : The Principality of Sealand
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シーランド公国の国際港  拡大画像
 現在、シーランド公国の主権と合法性は、どんな諸外国からも認められていません。しかし、たとえその居住環境が、550平方メートル地域だけであるとしても、それはおそらく世界で最も有名な超ミニ国家です。

 公国は、英国が黙認状態ですが、それでも英国はシーランド公国の根底砂州の所有権と領有権をまだ要求しています。

 最近、機密扱いを解かれた文書は、英国軍が、30年以上も前に武力行使でタワーを奪取する計画を立案したことを示すけれども、そのような計画は、貴重な兵士の戦死の可能性と、その後に続いた広報活動失敗のために実行されませんでした。
Source : The Principality of Sealand
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シーランド公国の宮殿と首都  拡大画像
 シーランド公国の発電機は、現在、2000年にシーランド上で始めたデータ集結サービス会社ヘブンコ(HavenCo)のサーバーを動かす仕事を課されています。

 ロイ公は「インターネット配列サービスを利用したいユーザーへの他に類のない保障と独立を提供する」ヘブンコにだけ、国土を貸しています。

 2001年までヘブンコで勤務していたライアン・ラッキーは、「多くの人々が、米国で可決された非常に厳格な法律を恐れており、また、彼らは、彼らの国内よりも進んいる外国に出たいと思っているので、私たちに適しています。」と宣伝していました。

 そして、ヘブンコは、諸外国の権力が顧客のデータを当局に手渡すことを強制するならば、躊躇することなく顧客のサーバーを破壊すると宣言しています。
Source : The Principality of Sealand
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シーランド公国の通信情報省  拡大画像
 シーランド公国内では、喫煙や飲酒が許可されていません。

 また、国家元首、摂政王子、諸大臣、官僚、公国民を問わず、真水の節水が義務付けられており、シャワーは週35分以内と法定化されています。

 これは、国家で必要な淡水を天の雨に請うからです。

 その人口は、5人をめったに上回りませんし、警備上の目的により突然の訪問客は、歓迎されていません。

 シーランド公国の創立王族は、彼らが健康影響のために本国に定住することができず、その代わりに英国の本土に住んでいます。

 しかし、ホテル・カジノのリゾートを考慮するならば、島の規模を増大させる可能性を含めて、いくつかの大きな変化が超ミニ国家を待ち受ける将来としてあるかもしれません。
Source : The Principality of Sealand
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シーランド公国の外交省  拡大画像
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